六畳間のアパート

手荷物は嘘以外の気持ちと少々の自信過剰

人生初"オン"ロードレース 平田クリテ第5戦 C5-5

ついにオンロードレースデビューしました。

3か月ほど前にオンロードよりも先にシクロクロスバイクを持っていないのにも関わらずオフロードレースデビューは果たしましたが、今回は本命であるオンロードレース 平田クリテリウムに参戦したので、そちらについてのレポートをまとめたいと思います。

 はじめに

このブログは、ぼくのTwitterのほうからアクセスされる方も多く、まずクリテリウムがどんなものかだけ軽く触れさせてください。

クリテリウムとは短い周回コースを何周も走り順位を競うロードレースであります。

弱虫ペダルが好きな方はわかると思うんですけど、どちらかというとスプリンターな方が多く出場されるのレースです。

インターバルがしんどいですね。本当に。

この平田クリテは、C1~C5と5つのクラスタに分けられており、最下位クラスタのC5はC5-5(5周 10km)C5-4(4周 8km)と2つの組が設けられている。

聞いた話だが、C5~C3はレベルが変わらないそう。実際にリザルトみても差がないし、本当カテゴリーってなんやねんという感じではある、初心者だから泣いちゃうよ!

怪我から3年、復帰してちょうど半年、どこまで自分が強くなったか腕試しをしたいと思いつつ、どこかで良い着番をとれたらな、という下心を持ち別にスプリントも得意ではなく、突出した何かがあるわけではない僕がとりあえず出てみよう!と近場で行われていたこのレースに出場しました。

レースレポ

前日、実家がある愛知県一宮市に帰省する。

いま自分が住んでいる岐阜の僻地からよりは一宮からのほうが会場の岐阜県海津市に近いので。

同じ岐阜県なのに愛知にいたほうが近くなるっていうのはなんだかおもしろいものではありますね。

前日は40kmほど適当に流し、脱水症状に襲われ、35度の灼熱に照らされて身体をあっためることにし、1時にはアニメを見ながら睡眠。

7時半に会場に着くよう走り出す。

ふつうに行き方が分からず迷子になっていたら、途中平田に向かっているであろう高校生くらいの2人組に遭遇。

頭を下げて案内していただくことに!

聞いたところによると、彼らはC4とC2のダブルエントリーだそう、レベル高いな!!

ぼくは初出場なうえに無所属、チームのメンバーと集まることもないし、レース初出場で知り合いもいない、が、わざわざ僕の出場に合わせてフォロワーさんが滋賀県から往復自走で来てくださり一緒にレースに出場することになった。

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フォロワーのサガさん。お互いの家は100kmほど離れているが、最近月に2回のペースで会っている。

レース前の意気込みは

「今日はイキった大学生を潰す。2度と自転車乗れないようにしてやる」だそうです。

ちなみにこの方、試走中に僕に声をかけた際、周りの高校生も振り向き(あ!あの人見たことある!」と言われてました、有名系ですね。

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同時にTwitterでもレースのような緊張感と殺伐とした雰囲気が流れていた。

レースで再起不能にされるの怖すぎるな、僕は初出場のレースだしマジで勝たせてくれ。

サガさんと2周ほど試走し、コーナーの確認、あとは高校時代競技部だった先輩がおっしゃっていた落車の聖地 第4コーナーのカーブを確認。

うーん、これはいけそう!(いけませんでした)

その後、ストラバつながりのI藤さんと合流。

いつもはショップチームで出てみえるそうですが、今日はお一人とのこと。

おなじくC5-5に出場されるとともに、C5-4にも出場、ダブルエントリーだそう。

ハードだなぁ。

ほかに会場に知り合いも友人もいない中、このようなレース経験者さんが数人いてくださるのは助かりますね、今日はこの3人で固まり行動することに。

僕は今回5-4に出場する予定だったが、エントリー戦争に負けてC5-5一本でエントリー。

当日空きが出てC5-4も出場できたが、初レースなのでとりあえず1つエントリーでいいかな、とC5-5のみ。

C5-4を観戦、みんな激ハード。

途中大きな落車があり、救急車と警察がやってくる。

初レースでこんな怖いもの見せられたらたまったもんじゃねえ、出走前から変な汗が流れる。

落車された方の無事を祈るばかりです。

僕は自走でここまで来ているので、ローラーなどもなく、やることといえば柔軟くらいなもの。

体をほぐしながら体調を確認する、んー、ハムが張りすぎて伸ばすと痛い。

毎日柔軟やっていればどこがどのように悪いか、というのはわかってくる、自分の身体だし。

まぁ昨日から痛みがあり、でも10kmだしなってごまかしてきたけどどうだろう、如何に。

そうこうしているうちにC5-4がおわりC4が走りはじめる。

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これはスタンバイ最速なあたし。いまかいまかと出走を楽しみにしている姿がかわいいですね。

そしてはじまるレース。

なんとか二列目アウト側をとることができた。

平田はローリングスタートで第二コーナーを曲がったところからホイッスルが鳴りレースが開始する。

ホイッスルが響き渡る。

3年前の怪我から復帰して半年、ついにここに来たか...レースかぁ...なんて考える暇もなく踏む、踏む、踏む。

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気づくと集団は先頭集団とその他に分かれる。

ただやってきたことを出したい、誰かと練習するわけでなく、ずっと1人で練習してきたので集団走行はしたことがなく、先頭集団のトレインに乗ったときは空気抵抗の少なさにビビりながらペダルを回していた。

撮影された写真を見てから思ったんだけど、僕以外みんなリムが黒じゃん、みんなカーボンリムなんだ、俺は貧困なのでゾンダ、ゾンダはホイール!!

1周目、自分のテクニックがないために第4コーナーで草むらのほうに突っ込んでいく。

落車はなく、人を巻き込むこともなかったがこれで10秒以上のロスタイムと同時に先頭集団から離れる。

体勢を整えて再び踏み出す、それはもう600Wくらい出てたと思う、パワーメーターないからわからんけど。

そうしてなんとか先頭集団に合流、足を休ませてもらう。

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とにかく踏んで回して引いていく、ぐいぐい。

先ほどのレースで疲弊しているためかサガさんは先頭集団にはみえないが、O☆RacingのジャージをまとったI藤さんの姿が見えたおかげでついていけた。

そうこうしているうちに気づいたらファイナルラップ、あと1周くらいあるんじゃね?みたいな顔をしていたら全体のスピードが一気に加速、速い。

ついていけるものの、どこでせめていいかわからず集団にいる。

第2コーナーを過ぎたバックストレート、気づいたらアウトサイドが空いている、ここはいけるかいけないか...と考えているうちにアタックを仕掛けられた、2人ほどアタックを仕掛ける、これは乗る!と乗ったがコーナーで減速、結局1つの集団に戻る。

ラストのホームストレート、この時点で僕の前には12人ほどいた、やべーーー、全然ダメじゃんこの順位!と焦りシッティングで踏んでいく。

スプリントはともかく、シッティングの1分間ゴリ押しのようなものは練習でいつもやっているからそう不安はなかった。

ぐいぐいどんどん抜いていく、気づいたら前には5,6人しかいなかった。

うぉおおおー!!!とダンシングのスプリントをかけようとするも前をふさがれて立ち上がれない、もやもやしているうちにゴール。

結果、6位か7位か8位のどれか、というところで終わってしまった。

平田クリテは6位以降の順位は発表されないため、翌日入賞者のリストに名前が載っていなかったらそういうことだ。

黒糖いろう
黒糖いろう
乗っていなかったので7位以降でした…

まとめ・反省

初レースでシングル順位、いえば聞こえはいいが、内容はダメダメだった。

まずコーナーでコースアウトした、これがいけなかった。

誰も巻き込んではいないものの、本当に下手くそ、このコースアウトがなければ一度先頭集団から切り離されることもなく済んだのになぁ。

レーススピード(ホームストレートでは大体50km/h)に着いていくことはできたが、こういう細かなところで無駄足を使っていたと思う、初レースだったとはいえ反省しコーナーの練習とかしたいなぁ。

あとは最終コーナーのスプリント、あそこで位置取りが悪すぎた。

人が前にいて結局シッティングをして終わり、これでは先頭集団に残っただけで意味はない。

結果としても内容としても反省だらけのデビュー戦、これからも少しでも色々なレースに出て色々と学びたいと思うばかりだ。