黒糖です。
今年の4月から社会人4年目に突入いたしました。
その間にパワーハラスメントに長時間労働、転職などなど様々なことがありましたが元気にやっております。
最も大きな出来事といえば、ヘルニアの回復と自転車競技への復帰でしょうか。
2月のAACA1-3から復帰して今日まで4戦出場し、入賞2回(3位、4位)、表彰台2回(周回賞2回)と3年休んでいたにしては上等だなという感じです。
表彰台に上がった際の黒糖くん
社会の闇に飲まれながらも、まだこんな笑顔ができるんだ!!
2021年4月24日に椎間板ヘルニアの診断を受け、自転車から降りることを余儀なくされました。
その間、お遊びフィットネスとしてのトレイルランニングを少々嗜んでいた程度で、他は大したことをしていなかったのですが復帰することができ、嬉しいという言葉では形容できないほどには嬉しいです。
そして改めて思ったわけです。
「自転車競技って働きながら行うにしては、あまりにリスクがデカすぎるし、絶妙なバランスの上で成り立っている趣味なのだ」と。
実は趣味で自転車競技というものを嗜んでいるのですが、この趣味は非常に怪我のリスクも高く時間もお金もたくさん必要で、部署やライフスタイルが変わったら時間足りなくて続けられない可能性があるのでいつも「このレースが最後かもしれない」という気持ちで出場している
— 黒糖いろう (@K_LL9) 2024年4月23日
このツイートして思ったけど、怪我のリスクだけじゃなく部署変わっただけでも存続が危ぶまれる趣味ってナニモンだよ!
怪我のリスクについては、僕のようにオーバートレーニング(?)によるものもあれば、レース中の落車による骨折などもありますよね。
オーバートレーニングについては、肉体的な怪我の前に必ず精神疾患も患っていると思います。(強迫観念的な。練習しなくちゃ!という気持ちが常にあり、焦燥感で毎日苦しい、みたいな。)
レース中の怪我は場合によっては仕事にも支障が出ることを加味したら非常に危険ですし、職場から何言われるかわかったもんではありません。
自分はブルーワーカー的側面も持つ仕事をしており、現場に足を運ぶことも多々あるのでレース中の怪我は本当に洒落にならないので毎回ヒヤヒヤしてます。
また、部署が変わったら働き方も変わり、残業が一気に増えるなんてことも全然あります。
今でこそ月20時間残程度で済んでいるので、平日ゆっくりする時間がないというだけでトレーニングは続けられているので問題なのですが、これが前職のように40~80時間残業となってしまったら、自分んはとても続けられる気がしません。
「世の中には80時間残業の中でもプロカテゴリーで走ってる人もいるが?」という声もありますが、知ったこっちゃありません。
自分にはできません。
実際80時間残業していた頃にトレイルランニングを月40時間近く行っていたことがありましたが、とてつもなく厳しかったのを覚えております。
当時は23歳、その若さでも難しかったんだから今はもっと難しいと思います。
また、平日のアフター5を自転車にほとんど費やしているため、これもまた大変なこっちゃという感じです。
自転車レースに限らず、何かしらに打ち込む人は皆そうだと思いますが、あまりに規則的な生活すぎて口頭でも全て言えるほどです。
平日は、
6時30分 起床
7時10分 食事
8時30分 出勤
18時00分 帰宅
18時30分 トレーニング開始
21時00分 食事開始
23時00分 就寝
レスト日以外は例外なくコレです。
友人からも「楽しい?」と聞かれますが、楽しくはありません。
強いて言うなら、この練習メニューがインターバルであった日はやりきった後に「やりきったなぁ...」という満足感があること、ベース系のトレーニングであればアニメを流しながら行うので、そのアニメが面白いということくらいでしょうか。
ズイフトもやっておらず、トレーニングログも公開しておらず、Twitterで練習している様子も特に公開していないので、なおのこと味気ないです。
独身でやっているので、楽しくないというだけで全然やりくりできているので問題ないのですが、これに彼女や妻といった要素が入ってくると一気に潰れます。
僕も25歳で1年彼女がいなかったので、そろそろやばいかも!と友人の紹介で女の子をあてがってもらい、遊び、発展していったことがあったのですがこのサイクルをこなせないことにストレスを感じてしまったのと、金曜土曜でトレーニングできないことに苦しさを覚え、破綻しました。
彼女持ち、妻帯者が自転車競技を行うのは本当にすごい。
自分はできませんでした、マジですごい。(黒糖くんが不器用すぎるだけだ!)
自分のように大変不器用な人間が自転車競技という金も時間もかかりすぎてしまう趣味を続けるには、残念ながら何かしらを諦める必要が出てくるんだな、と思いました。
今、自転車競技を続けられているのは幸いにも自転車競技を続けられる環境にあるから、というだけに過ぎないのであって、何も自分が凄いからとかではないというのは努々忘れちゃいけないと思っています。
「土日は練習あるから夜しか遊べん!」
「外食、できればすき家がいい!」
「平日は練習終わった後に駄弁るだけでよければ!」
こんなこと抜かす付き合い悪すぎる僕と今でも関わりを持ってくれる友人や後輩たちには感謝しかない。いつもありがとうございます。
いつだっやめる理由は出てきてしまうからこそ、毎回「これが最後かもしれない」という緊張感を持ちながら自転車競技に打ち込みたいです。
満足できる、やりきったと言える最後であるためにも、少しでも上のカテゴリーで、少しでも上の順位で走りきって、満足してこの競技を終えることができれば、もうこれ以上は望まないだろうなぁ。(おわり)