六畳間のアパート

手荷物は嘘以外の気持ちと少々の自信過剰

【初リトル】6/2 リトルワールドサイクルミーティング第2戦

気がつけば6月、もう今年も半分が過ぎ去ろうとしている。

あっという間に駆け抜けていくそのスピードにめまぐるしい毎日をいかがお過ごしでしょうか。

今回は前回の初レース 平田クリテに続いて第2回目のレース、気合い入れて臨んだ結果をつらつら記して行こうかなと思います。

リトルワールドサイクルミーティングとは

リトルワールドという場所は愛知県尾張地方と岐阜県美濃地方の人間以外全く馴染みのないテーマパークで聞いたことすらない人が多いかと思います。

簡単に言うと、世界の家や文化を1つの場所にまとめた野外民族博物館であり、入園すると一日で世界一周が体験できるというのが売りものとなっている。

その名のとおり「ちいさな せかい」なテーマパークなのです。

本来、自転車で走ることはできないのですが、このリトルワールドサイクルミーティングでは早朝よりここを貸し切って1カテゴリー1500円1周2.5kmの園内を走ることができるようになっています。

レースとかそういうの抜きで、小さい頃から馴染み深い場所を自転車で走ることができるのはものすごく貴重な経験なので心躍らせながら、先週の平田クリテの反省を胸に会場へと向かった。

黒糖いろう
黒糖いろう
普段は自転車で走ることはできないからね!

当日の朝

twitter.com

https://twitter.com/K_LL9/status/1134901949524955137

https://twitter.com/K_LL9/status/1134901949524955137

4:00に目が醒める。

僕の住んでいる岐阜県各務原市からリトルワールドまではだいたい10キロ程度、そして試走開始が6:30なのでだいたい6:00に家を出れば間に合う、ということを考えると4時早すぎません?

睡眠は回復、それではおやすみなさい〜。

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二度寝の末、6:10に起床。

普通に寝坊してワロタ。

このままでは間に合わねえ!と非常食を持ち、走りながら信号のたびに補給食を腹に入れていく。

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割と余裕を持って到着、と思ったが門から受け付けまでがなかなか遠く、レース受付は終了1分前の6:49、本当にギリギリに済ませる。

サッと1周だけ試走をさせていただき、レースに挑む。

幸か不幸か、アップの強度がなかなかに高かったおかげで身体があったまっていた、心拍の上がりも感じている、いいね。

そんなドタバタで落ち着かない中、レースの位置に着く。

ドタバタすぎて列の最後尾あたりを陣取ってしまった、ここから這い上がるの無理ゲーすぎる。。。。

レース本編

スタート(ローリング)

ビギナークラスのみ、落車などの事故の危険性を加味してローリングスタート(ある程度の距離を集団で軽く走ってからスタートする)を採用している。

平田クリテの場合は第1コーナーを抜けて少し、リトルの場合は1周してからスタートになる。

試走は1周だけだったため、ローリングスタートでは斜度を確認しておきたい、ガーミンを見るぞ!

レースモードの画面に斜度なんて記載されてなかった!うおおおお!!

だいたい半分登り半分下り、登りのところでどれだけ足を貯めれるかやなぁ、なんて考えているうちにローリングが終わった、一斉に合図でスタート。

1周目

僕と同じように後方列でも前に行って勝負したい人がいたので2人で坂を猛烈に駆け上がる、そして先頭集団にありつく

脚は全然残っているけど、今思うとこのアタックマジで無駄だっだな、と思うばかり。

やはり先方列に並ぶことって超大事だね。

そこからは10人くらいの集団で回していく

スピードはだいたい25-30km/hで風の抵抗はあまりない。

僕は愚かなので踏みながら頂上まで駆け上がる。

そこからは1.2kmの下り、途中2つ90度カーブがあり、そこがちょっと怖いな、と思いつつ下っていくが自分が遅すぎて先頭集団と差ができてしまう。

下り下手すぎ、それを埋めるように最終コーナーからの登りで詰めていく。

1周目リザルト 2.5km AVE 39.7km/h

2周目

2周目が開始する、ホームの90度カーブを曲がり踏んでいく。

途中ペースが上がっていき、3人で逃げ集団のようなものが形成される。

このまま逃げ切れるか…!と思っていたが山頂で捕まり、また下りジェットコースターの開始、ほんまに下りアホほど怖い。

僕は3年前、クロスバイクで二ノ瀬峠を下った際、落車し右腕を骨折した過去を持っているのでどうしてもダウンヒルには恐怖意識が植え付けられている、あぁこわい。

そのまま下りで若干差ができ、またも最終コーナーで踏むだけの人生。

脚がどんどん削られる。

2周目リザルト 2.5km AVE 38.4km/h

3周目(ラスト周回)

ラスト周回に突入!

ペースも上がり、それまでできていた集団10人程度が一気にふるい落とされ僕を含めた7人に縛られた。

ただ、ペース配分がわからず既に脚が枯れかけていた。

わけわからんアタックもどきを多数することになったからだぁーーーーん反省!

とにかく登りではしがみついて下りで回復するぞ!といくが下りが遅すぎて差が広がるばかり。

最後に追い上げて集団に入る7位ゴール、今回もまた目の前で入賞を逃した。

3周目リザルト 2.5km AVE 37.7km/h

反省

反省点を挙げれば枚挙を問わないが、強いて言うなら前半の登りで足を使いすぎたこと、あとは下りが他の選手に比べて遅すぎたことが大きかった。

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今回は前半が登り、後半が下りというコースだが、前半の登りの斜度は5-9%相当だった、ここでゴリゴリ踏むのではなくもっとまわして足をためておくべきではあった。

また、2周目でアタックを仕掛けすぐ捕まったこと、こういった無駄足を以下に削るかが大事に思える。

無駄足を削れば今回の3周目で足が切れてついていくことだけ精いっぱいということはなくなるだろうな、とは思った。

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ただ、心拍に関してはこの域を維持し続けても特別苦しくはない。

続けてきたたわものだと思う、たわものというほどの物かどうかはわからないが、少なくとも僕にとっては大きな成長かな、と思う。

2回目のレースも7位、ずっと入賞の逃し続き

初心者とはいえど、ブランクはあるといえどやはり入賞はしたい。

やっぱり腐らず続けるしか勝つ方法はないし、愚直に続けることだけが唯一にして最短の道であると本当に思う、まだまだ腐るところではないので自分のペースで駆け上がっていきたい。

人生初"オン"ロードレース 平田クリテ第5戦 C5-5

ついにオンロードレースデビューしました。

3か月ほど前にオンロードよりも先にシクロクロスバイクを持っていないのにも関わらずオフロードレースデビューは果たしましたが、今回は本命であるオンロードレース 平田クリテリウムに参戦したので、そちらについてのレポートをまとめたいと思います。

 はじめに

このブログは、ぼくのTwitterのほうからアクセスされる方も多く、まずクリテリウムがどんなものかだけ軽く触れさせてください。

クリテリウムとは短い周回コースを何周も走り順位を競うロードレースであります。

弱虫ペダルが好きな方はわかると思うんですけど、どちらかというとスプリンターな方が多く出場されるのレースです。

インターバルがしんどいですね。本当に。

この平田クリテは、C1~C5と5つのクラスタに分けられており、最下位クラスタのC5はC5-5(5周 10km)C5-4(4周 8km)と2つの組が設けられている。

聞いた話だが、C5~C3はレベルが変わらないそう。実際にリザルトみても差がないし、本当カテゴリーってなんやねんという感じではある、初心者だから泣いちゃうよ!

怪我から3年、復帰してちょうど半年、どこまで自分が強くなったか腕試しをしたいと思いつつ、どこかで良い着番をとれたらな、という下心を持ち別にスプリントも得意ではなく、突出した何かがあるわけではない僕がとりあえず出てみよう!と近場で行われていたこのレースに出場しました。

レースレポ

前日、実家がある愛知県一宮市に帰省する。

いま自分が住んでいる岐阜の僻地からよりは一宮からのほうが会場の岐阜県海津市に近いので。

同じ岐阜県なのに愛知にいたほうが近くなるっていうのはなんだかおもしろいものではありますね。

前日は40kmほど適当に流し、脱水症状に襲われ、35度の灼熱に照らされて身体をあっためることにし、1時にはアニメを見ながら睡眠。

7時半に会場に着くよう走り出す。

ふつうに行き方が分からず迷子になっていたら、途中平田に向かっているであろう高校生くらいの2人組に遭遇。

頭を下げて案内していただくことに!

聞いたところによると、彼らはC4とC2のダブルエントリーだそう、レベル高いな!!

ぼくは初出場なうえに無所属、チームのメンバーと集まることもないし、レース初出場で知り合いもいない、が、わざわざ僕の出場に合わせてフォロワーさんが滋賀県から往復自走で来てくださり一緒にレースに出場することになった。

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フォロワーのサガさん。お互いの家は100kmほど離れているが、最近月に2回のペースで会っている。

レース前の意気込みは

「今日はイキった大学生を潰す。2度と自転車乗れないようにしてやる」だそうです。

ちなみにこの方、試走中に僕に声をかけた際、周りの高校生も振り向き(あ!あの人見たことある!」と言われてました、有名系ですね。

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同時にTwitterでもレースのような緊張感と殺伐とした雰囲気が流れていた。

レースで再起不能にされるの怖すぎるな、僕は初出場のレースだしマジで勝たせてくれ。

サガさんと2周ほど試走し、コーナーの確認、あとは高校時代競技部だった先輩がおっしゃっていた落車の聖地 第4コーナーのカーブを確認。

うーん、これはいけそう!(いけませんでした)

その後、ストラバつながりのI藤さんと合流。

いつもはショップチームで出てみえるそうですが、今日はお一人とのこと。

おなじくC5-5に出場されるとともに、C5-4にも出場、ダブルエントリーだそう。

ハードだなぁ。

ほかに会場に知り合いも友人もいない中、このようなレース経験者さんが数人いてくださるのは助かりますね、今日はこの3人で固まり行動することに。

僕は今回5-4に出場する予定だったが、エントリー戦争に負けてC5-5一本でエントリー。

当日空きが出てC5-4も出場できたが、初レースなのでとりあえず1つエントリーでいいかな、とC5-5のみ。

C5-4を観戦、みんな激ハード。

途中大きな落車があり、救急車と警察がやってくる。

初レースでこんな怖いもの見せられたらたまったもんじゃねえ、出走前から変な汗が流れる。

落車された方の無事を祈るばかりです。

僕は自走でここまで来ているので、ローラーなどもなく、やることといえば柔軟くらいなもの。

体をほぐしながら体調を確認する、んー、ハムが張りすぎて伸ばすと痛い。

毎日柔軟やっていればどこがどのように悪いか、というのはわかってくる、自分の身体だし。

まぁ昨日から痛みがあり、でも10kmだしなってごまかしてきたけどどうだろう、如何に。

そうこうしているうちにC5-4がおわりC4が走りはじめる。

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これはスタンバイ最速なあたし。いまかいまかと出走を楽しみにしている姿がかわいいですね。

そしてはじまるレース。

なんとか二列目アウト側をとることができた。

平田はローリングスタートで第二コーナーを曲がったところからホイッスルが鳴りレースが開始する。

ホイッスルが響き渡る。

3年前の怪我から復帰して半年、ついにここに来たか...レースかぁ...なんて考える暇もなく踏む、踏む、踏む。

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気づくと集団は先頭集団とその他に分かれる。

ただやってきたことを出したい、誰かと練習するわけでなく、ずっと1人で練習してきたので集団走行はしたことがなく、先頭集団のトレインに乗ったときは空気抵抗の少なさにビビりながらペダルを回していた。

撮影された写真を見てから思ったんだけど、僕以外みんなリムが黒じゃん、みんなカーボンリムなんだ、俺は貧困なのでゾンダ、ゾンダはホイール!!

1周目、自分のテクニックがないために第4コーナーで草むらのほうに突っ込んでいく。

落車はなく、人を巻き込むこともなかったがこれで10秒以上のロスタイムと同時に先頭集団から離れる。

体勢を整えて再び踏み出す、それはもう600Wくらい出てたと思う、パワーメーターないからわからんけど。

そうしてなんとか先頭集団に合流、足を休ませてもらう。

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とにかく踏んで回して引いていく、ぐいぐい。

先ほどのレースで疲弊しているためかサガさんは先頭集団にはみえないが、O☆RacingのジャージをまとったI藤さんの姿が見えたおかげでついていけた。

そうこうしているうちに気づいたらファイナルラップ、あと1周くらいあるんじゃね?みたいな顔をしていたら全体のスピードが一気に加速、速い。

ついていけるものの、どこでせめていいかわからず集団にいる。

第2コーナーを過ぎたバックストレート、気づいたらアウトサイドが空いている、ここはいけるかいけないか...と考えているうちにアタックを仕掛けられた、2人ほどアタックを仕掛ける、これは乗る!と乗ったがコーナーで減速、結局1つの集団に戻る。

ラストのホームストレート、この時点で僕の前には12人ほどいた、やべーーー、全然ダメじゃんこの順位!と焦りシッティングで踏んでいく。

スプリントはともかく、シッティングの1分間ゴリ押しのようなものは練習でいつもやっているからそう不安はなかった。

ぐいぐいどんどん抜いていく、気づいたら前には5,6人しかいなかった。

うぉおおおー!!!とダンシングのスプリントをかけようとするも前をふさがれて立ち上がれない、もやもやしているうちにゴール。

結果、6位か7位か8位のどれか、というところで終わってしまった。

平田クリテは6位以降の順位は発表されないため、翌日入賞者のリストに名前が載っていなかったらそういうことだ。

黒糖いろう
黒糖いろう
乗っていなかったので7位以降でした…

まとめ・反省

初レースでシングル順位、いえば聞こえはいいが、内容はダメダメだった。

まずコーナーでコースアウトした、これがいけなかった。

誰も巻き込んではいないものの、本当に下手くそ、このコースアウトがなければ一度先頭集団から切り離されることもなく済んだのになぁ。

レーススピード(ホームストレートでは大体50km/h)に着いていくことはできたが、こういう細かなところで無駄足を使っていたと思う、初レースだったとはいえ反省しコーナーの練習とかしたいなぁ。

あとは最終コーナーのスプリント、あそこで位置取りが悪すぎた。

人が前にいて結局シッティングをして終わり、これでは先頭集団に残っただけで意味はない。

結果としても内容としても反省だらけのデビュー戦、これからも少しでも色々なレースに出て色々と学びたいと思うばかりだ。

眠れない夜に聞いた物語が絵空事だとしたら

「完成度よりも、作り上げた経験こそが成長させる」

 

いつもブログを書く際に「やるならば凝って!」と張り切る僕。

下書きは溜まっていく一方、そしてその下書きに手はつけられることがない。

 

まず僕が行うべきは「ブログを更新し続けること」なのではないか、と思った。

完成度よりも量、そう心がけていきたい次第。

 

今回、このタイトルにしたのは「明日1限必修があるが、どうしても寝付けない」からだ。

そしてふと脳裏に浮かんだのがnano.RIPEのこの曲であった、別にだからいってなんてことのないただの夜。

 

今日も1日を生き、明日もまた1日を生きなくてはいけない。

何をして何をしたいか、何をするべきか、整理をして順序立てることがニガテな僕は頭の中に居座る「不安」と戦いながら考える。

 

今一番な不安といえばなんだろう、ふと思った。

とりあえず今週末の初オンロードレースである平田クリテリウムだろうか。

 

3年前に患った怪我から復帰して半年が経つ。

 

どこまでやれるかわからないが、やれるだけをやってみたいなー、純粋にどこまで自分が通用するのか知りたいなー、なんて考えていたら日をまたいでしまった。

 

おそらくこのブログを始めて初めての「なんてことないただの日記」で、若干ポエムぽい感じになったけど、こういうのもたまにはいいと思うんだ、ほんとに。

 

 

420Fleche日本橋 チームSUCC(静岡大学サイクリング部)

眠い目こすって午前5時。

新宿の街は、早朝だというのに賑やかで、人の足音が響き渡り、交わる。

自分の周りだけ重力が3倍くらいあるのではないか、というくらい身体が重い。

その重い身体を振りながら、ふと口が開いた。

上智大学上坂すみれの母校ですね」

これは24時間に渡る、4人の自転車旅の物語。

目次

フレッシュとは

まずフレッシュとは何か、というところから始めていく。

フレッシュとは、チームで走行するブルベのことであり、フランス語で「矢」を意味する。

日本では3台以上5台以下の自転車で出発し、24時間以内に360km以上を走行しなければならない。ゴールできた台数が3台未満だと、そのチームは失格となる。

また、ルートは各々好きなようにひけるが、ゴールは皆同じになる(同じフレッシュに参戦した場合)。

そしてこれがフレッシュの特殊なところなのだが、残り2時間で必ず25km進まなければならない。

早過ぎても遅過ぎてもダメなのだ。

今回のメンバー

今回は、静岡大学サイクリング部(以下SUCC)のOB、現役生で構成されたメンバーであり、静岡大学2つのキャンパス(浜松、静岡)を結び、キャンプで走ったコースをてんこ盛りにし、日本橋まで向かうルートになっている。

いわば「思い出ラン」なのだ。

しかし、事前に行く予定であったフレッシュのメンバー2人が行けなくなり、ピンチヒッターとして僕が参加することに。

ほんまに僕でいいんか?????

メンバー紹介

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リーダーGUTTIさん

このSUCCフレッシュを企画、ルート等々細かいことを考えてくださったチームリーダー。SUCCのOB。

大阪→東京530kmを24時間以内に走りきる、いわゆる「キャノンボール」達成者。

今回僕に足りないライトや反射ベストを貸してくださった上に、僕の心が折れそうな時に励ましてくださった正に「リーダー」のような方。

定期的にツイートがバズる

f:id:Rem1eye:20190514235400j:image 静大3年生たくみくん

静岡大生。現SUCCメンバー。

過去に京都周りのR1ルートでキャノボに挑み、達成には至らなかったものの完走を果たしている。

普通に伊賀ルートで臨めば達成できる力を持っている。

CXでも目覚ましい結果を残しており、ほんまに同級生か?勝てるところなくないか?という感じになっている。

斜度2%でも速度が落ちないクライマー系オールラウンダー。(本人曰くクライムは早くないらしい)(?)

個人的に今回で距離を縮められればいいな、と思っていた。

f:id:Rem1eye:20190514235409j:image ピンチヒッター齋藤氏

僕と同じく、空いた2名を埋めることになったランドヌール。

バストロンボーンと自転車を趣味とされるらしいが、身体つきがゴツすぎて楽器演奏者の身体じゃねえ!となっていた。

僕はギターを弾いているが見ての通りヒョロガリである。

会った時から「この人脚やべえな」というのがわかるくらい筋肉のカットが綺麗だった。

僕と同じく膝に不安アリ。

身体と車体からして完全に平坦屋さん!(僕の独断!)

f:id:Rem1eye:20190514235415j:image ピンチヒッター黒糖いろう

私立文系Fランなのに国立静岡大学様の自転車部イベントに参加させていただくことになった。

ちなみに留年しそう。

3年前、クロスバイクでキャノボ初級に挑み、完走するものの膝を痛め、そこから試行錯誤を重ね、5ヶ月前にようやく復帰。

怪我後最長がビワイチ(190km)であり、360km走ることに強い不安を覚える。

怪我なく走りきることが最大の目標。

アニソンDJやオタク同士で組んでいるオナニーバンド活動もしているが、特に語ることはない。

得意な地形は特になく、平坦も山も巡航も何もかも遅い。ただの貧脚。

今回はこの4人で「矢」になり日本橋へ向かうことになる。

ルート

f:id:Rem1eye:20190515001915j:image

ルートはこちら。

世代を超えたSUCC フレッシュの部 - ルートラボ - LatLongLab

浜松から磐田、そこから北上し森町、南下し御前崎方面へ出てから静岡、さらに北上、富士五湖を通り相模原を通り、日本橋に向かうルートになっている。

静岡に向かうにあたり、R1以外を通るのははじめてなので楽しみでしたが、結論から言うとここはキャノボで使う必要ねえな!と言う感じでしたね。

個人的には森町と富士吉田市がよかったです、富士吉田のお話はまた後ほど。

本編

前日譚

前日、4/19(金)は学校が午後まであり、そこから浜松に向かう形になった。

浜松は僕の最寄駅からちょうど2時間ほどで着く。ちなみに大阪までが3時間ジャストなので、そう考えると近いのか遠いのかようわからん感じではある。

浜松城(その存在をはじめて知った)の横にある三つ星ホテルにリーダーGUTTIさんと同部屋で泊まることになっているので輪行をといて向かうことに。

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こちらはナンバープレート、めちゃくちゃブルべぽくなってきたな!

まぁブルベなんですけど。

テンジャン上がりながら準備しているところでトラブル1。

f:id:Rem1eye:20190514235722j:image ボトルのキャップがない。

いや、どこで落とすんだよどうしたら落とすんだよってゲラゲラ笑ってた。うそ。1mmも表情筋は動かず。

まぁキャノボじゃないし1本でいけるでしょう、明日郵送するか〜なんて考えながらホテルへ向かう。

ホテルの前にあるファミマで弁当を2つ買い、お部屋に向かう。

そう、僕は食べるのが大好きなのだ。カツカレーとそぼろご飯、1200kcal摂取し明日に備える。

ここでトラブル2。

エンド金具がない

いや、どこで落とすんだよどうしたら落とすんだよってゲラゲラ笑ってない、ここまでくると表情筋は歪む。筋膜リリース。

毎回ファストランとかこういうイベント前に何かしらトラブってるよな、となる。

いい加減余裕を持ちましょう!

さらにトラブル3。

サイクルジャージ(上)を忘れる

いや。ワロタ。お前今日何しに来たんだよ、ハンバーグ食べに来たの?餃子か??鰻か???

ちなみに、上2つは無事輪行バッグの中に埋もれており、サイクルジャージは代わりに速乾Tシャツを借りることでことなきを得た。

みんな、出発1週間前から荷支度しような!

ちなみに、この夜は僕のイビキがクソほどうるさく、夢でうなされていたらしい(GUTTIさん談)

めっちゃ迷惑かけてすみません、次から1人で泊まった方が良さそう。

当日朝

ランドヌールの朝は早い。

ぐっちさんは朝3:30に起床、本日の準備をはじめる。

僕もこの時間に目が覚めた、眠気は残ってるけど言うて大丈夫、割といけるわコレみたいな感じ。

それもそのはず、しっかり前前前日くらいから寝ておいたので。

ロングの必勝法は寝だめ、みたいなことをキャノボ警察おじさんが言ってた!

ぐっちさんいわく「いつものブルベより出発時間が遅いから助かるなぁ」

いつもどんだけ早いんだよ、俺一生ブルベできる気がしねえよ、とほほ。

ホテルで身支度を済ませ、若干冷える中漕ぎ出して今回のスタート地点となる静大浜松キャンパスへと向かう。

僕の通っている大学の本キャンと似た雰囲気の広々とした感じがいいね。

浜松駅から離れた住宅街にありました、それ以外特に覚えてません、朝は弱いので。

ここで近くのファミマでロースカツ丼とオレンジジュースをモグモグゴクゴク、うーん、おいしい。

鼻水が止まらんくてハナミズキになっているのでティッシュも購入。

ちなみにこのティッシュは途中で落としました。

僕がモグモグゴクゴクしている間に齋藤さんが正門に到着されていた。

こんにちはおはようございますこんばんは。

先述の通りごっつい方、びびった、ひえー競技勢かよみたいな。

たくみくんが遅くなると言うことで先に3人で自己紹介。これから24時間以上共に過ごす仲間なのでね!

お互いのことを少しでも知りたいね!

f:id:Rem1eye:20190515002215j:image 挨拶を終えると、SUCCのメンバーであるでぶ猫さんが補給をくださった。

彼は本日のフレッシュには参加しないものの、ずっとTwitterに張り付いて応援します!と意気込んで見えた。ついでに僕のツイートもたくさんいいねしてくれないかにゃーて思った。

でぶ猫さんは普通にさわやかな青年なのにアイマスのオタクらしい、オタクかぁ、僕もオタクだよ〜

そんな話をゲラゲラしていたら警備のおじさんに声をかけられる。

おじさん「これからどこ行くの?」

ぐっちさん「東京です」

おじさん「東京!?!?何日で?」

ぐっちさん「1日です」

おじさん「1日ィ!?」

いつものことである。

ただ、怪我で3年もの間ロングライドができていなかったのでこういうやりとりが久々で、どこか懐かしく、なんか涙出てきそうになった。

クロスでキャノボ初級する前に郵便配達のおじさん「うそやろ…?」と言われたことを思い出した。

f:id:Rem1eye:20190504121500j:image そんなやりとりを終え、たくみくんが合流。

全員集合!

左からたくみくん、齋藤さん、ぼく、ぐっちさん。

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写真を撮り、スタート地点のローソンへ。

ローソンから東京中央郵便局に荷物を郵送。これで1000円で済むんだし大したもんだぜ、へっ!

局留めはDNFした場合も電話一本で自分の家に届けてもらえると言う優れたシステム。

今回、膝の不安が強くDNF濃厚と思っていたためこういうシステムにはとても救われる。

まぁ、あれですよ、何事も保険があった方が気が楽ってこと。

輪行バッグを持って走るといつでもDNFできる〜って気が楽になるのと一緒、でも輪行バッグ持って走ると駅のたびに「え、もう帰っていい?」となるよね。

PC1 原簡易郵便局

浜松はとにかく信号が多かった。そう、浜松市政令指定都市なのだ。信号が多いのだ。

この「のだ」という語尾、めっちゃけものフレンズのアライさんになりきれるな、なんてことを考えているうちに磐田市に入る。

今回は5kmで先頭交代、だいたい巡航速度は30km/hを維持するくらいで走る走る。

先頭交代する、ふと後ろを振り返る。

全員反射ベスト着用。

「うわぁ、ブルベっぽいなぁ」と呟く僕。

「いや、ブルベなんだけどね」

すかさず突っ込まれる。

このやり取り、このフレッシュ24時間で10回は行った。

途中、信号のたびにぐっちさんが細かいアドバイスをくださる。

「止まる時は絶対ギア軽くしてからにしろ」という細かいアドバイス、する側も大変だったと思いますがとても助かりました、おかげで最後まで余裕で脚が残っていた!

僕は静岡県内を走る時、R1(国道一号線)しか走ったことがなく、というかそれ以外の道を走ってこなかったため、今回は知らない道ばかりでワクワクしている。

森町(もりちょう ではなく もりまち)なんて初めて聞いた!なにこれ雰囲気岐阜県じゃん!

そんなこんなしてるうちに第1写真PC 原簡易郵便局に到着する。

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写真PCなのに外観の写真が特にない。

郵便局というかただの駄菓子屋に近い感じ、写真はないけどポケモンのレジャーシートが置いてあった、これ、僕が幼稚園の頃の奴じゃんワロタ。

写真PCなのだが、100円自販機があったため、そこでスポーツドリンクを購入。消費した分を補充。

今回はせっかくボトル二刀スタイルだし、清水まで平坦ばかりなので重くても言うて変わらない。

当たり前のことだが、ロングはエアロだのなんだのよりも快適性が大事、な気がする。たぶん。しらんけど。

森町からはひたすら南下。

同い年メンバーのたくみくんと「やー、これから御前崎は爆風追い風だし、清水までイージーだなーw」と笑いあう。

ただ、ここから笑顔が消えるまでそう時間はかからなかった。

PC2 ミニストップ掛川

森町から南下、見たことある景色とお城に出会う。

そう、掛川市内R1号に合流。懐かしい、3年ぶりだねこんにちは、こんにちは〜。

PCである掛川市内のミニストップでひとやすみ。

補給は事前にアホほどバーを持ってきているので、今更購入するものは特にナシ。

ただレシートが必要なのでコーラを購入、ぐびぐび飲み干す。

今回はとにかく喉が乾く前に飲むことを意識した。

ここからエコパというスタジアムを通り、若干山を登って御前崎方面に合流する形になる。

エコパってなんやねんとなっていたが、前日電話した女子400mインハイ6位の彼女が「とにかくでけースタジアム」と言っていたのを思い出した、それはもうでかすぎてスタジアムに気圧されたランキング堂々1位らしい、すごいね、外観しか見えんかったけど。

PC3 法多山

寺。サイクルラックが置いてある、寺。

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ここは写真PCなので、原の時と同じように背景が映るように写真を撮影する。パシャり。

f:id:Rem1eye:20190504122240j:image ローカル萌えコンテンツの自販機がある、くんくん、知多の知多娘。と同じ臭いがする。

こういうコンテンツはマジで売り方次第でドル箱になるけど、難しいんだよなぁ、と。

自分がいつか女性声優になった時に、こういうキャラの声を当てる可能性もあるし、その時は全力で演じたいな、と心から思った。

ダウンヒルをして、御前崎市内へ。

途中休憩 杏林堂薬局

爆風追い風予報が出ていた御前崎市内へ。キたね、ついに爆風!俺の40km/h巡航が火をふくぜ!うおおお!!

ぶぉぉぉ、ぶぉぉぉ!!!これはスプリントの音じゃない、そう、風の音だった。

あれ、おかしいな、追い風予報だったのに、なんで進まないんだ?丘people!?

ケータイを開き、GPS風向き予報サイトをみる。

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ガッツリ向かい風やないかいwwwwしかも8m/sとかいう爆風やないかいwwww

ブルベの基本として、まず「心拍をあげてはならない」というものがある。

心拍をあげると後半タレるし、多少急いだところで休憩の5分でチャラになってしまうからだ。

だから心拍はなるべくあげたくない、常に70%を意識、意識しているのに、先頭を引くと勝手に170bpmまで上がってしまう。ひぃ〜、これいつもの競技練と変わらないにょ〜。

そんな時、イヤ〜〜な痛みが足の裏を襲う。

僕は膝痛の他に扁平足(O脚)を患っており、その症状である「足裏の痛み」が出てきたのだ。

まだ70km地点ですけど、これやばくないですか?あと300km残ってますけど!と焦る。

走り続けると、国道沿いにデカい薬局を見つける、そこで齋藤さんと割り勘でテーピングを購入。

齋藤さんも膝に痛みというか違和感が出てきたらしい、危ないよ!

ぐるぐるテーピングを巻きながら、4人でこんな話をする。

「これ、もしかしたら間に合わないんじゃないか…?」

この時点でグロスAve(信号、休憩含めた平均時速)は19km/hを割り、ここからは延々向かい風。

割とジリ貧、というかキツいことが判明。

早々にテーピングを巻いて自転車にまたがる、再スタート!

PC4 御前崎灯台

何度か名前を聞いていて、昔、自転車で東京行く際はここを通って焼津のスーパー銭湯で泊まるか!と言っていただけに一度来たかった場所。

ただ、こんな日に来たくなかったよ。。。

相変わらず8m/sの爆風が行く手を阻む。

先頭を引くぐっちさんとこんな会話をしていたのが印象深い。

ぼく「ぐっちさん、今心拍いくつくらいですか?」

ぐっちさん「…170bpm(85%)」

ぼく「ははは…(160bpm)(80%)」

笑いが消えた瞬間だった。

向かい風だし、5km引いたところで脚とメンタルを無駄に削るだけという結論に至り、ここからは3kmごとに先頭交代することになった。

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すげえ晴れやかな空、見てるこっちが清々しくなりそうだけど、これ、普通に8m/sの向かい風が吹き荒れてるんだよね。

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写真PCなので写真を1枚。

この時点でかなりメンタルの方がバキバキに折られていた、結構泣いてた、おんおん。

ここから静岡市内に入るまでの記憶は正直言って何もない、なんかあったっけ?というくらいに。

ただ、そのわずかな記憶の破片を繋ぎ合わせて、記事を綴る。

PC5 御前崎セブン

御前崎のセブンに到着、ここでリーダーから一言。

「休憩は5分ね、補給だけしたらすぐ出るよ!」

キャノンボーラーの「休憩は5分ね」という言葉より重い言葉は「同情するなら金をくれ」くらいだ。

ブルベらしくなってきたじゃねェか…!

ちなみにこの時のぼくは1mmも笑ってません、ずっと「わたしに天使が舞い降りた!」の8話のことを考えてた。

3km走る、交代、3km走る、交代。これを繰り返すうちに自然と風向きが追い風になった。

なにこれ、マジで40km/hじゃん!ひゃっほう!さっきまでの負けムードは一変、最強トレイン軍団と化した。

130bpmで40km/h!?

俺、Jプロツアー参戦待った無しか…????

オファー、待ってます。

御前崎から吉田町へ入る。

吉田町ってなに、初めて聞いた。

走っているうちに、僕はサドルを若干下げることを決意!

決意した理由はケツの筋肉が張ってきたからだ、決意だけに。

そんな冗談言ってられるのは、無事完走し終わって、こうしてブログを書いているからなんだけど、その時の僕はそんな余裕もなかったよ、とほほ。

よくロングを走られる方は事前に1mm、2mmほどサドルを下げる。

この1mmというのはものすごく大きい数字で、絶妙にバランスが変わってしまう。

僕はポジションに敏感な方なので、こういう数ミリ単位でガラッと走りが変わる。

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これはサドルを若干下げているアタシとそれを支えるぐっちさん。

焼津から静岡市に入る際、そこそこの峠を越えることになる。

ここで僕は体力が尽き果てかけていた。

違うな、脚はまだまだ動きまくる。ただ、メンタルが潰れそうだった、いや、潰れていた。

ロングライドの真の辛さはコレ、潰れそうなメンタルだ。

途中目にした宗用駅で輪行して帰ろうかと500回は考えた

黒糖いろう
黒糖いろう
2年もチャリ乗ってなくて復帰して5ヶ月で360km走ろうなんて無理だったのかもなぁ、俺にしてはよくやったよ、しっかり休んでまたリベンジすればいいじゃん………。

自分に言い聞かせた。

5月にはレースもある。

そこで勝つことが上半期の目標だったじゃない。

ここで帰って次の日また練習すればいいじゃない。

急ピッチでロング対応にするべく頑張った1ヶ月、毎週末ロングライド頑張ってきたじゃない。

もう十分よ、帰ってアニメ見て寝ようぜ。

そんな弱気な僕をみて、リーダーであるぐっちさんはこうおっしゃった。

「古典的かもしれんけど、俺はこの4人でゴールしたい。」

数合わせである僕も立派な「SUCCフレッシュの部」のメンバーに数えられていた。

そう、僕もメンバーなのだ。数合わせじゃない、今ここを走ってる僕こそが「SUCCフレッシュの部」のメンバーなんだよ。

そのチームのリーダーの想い、蔑ろにしていいわけがない。

そして忘れるな、レースもそうだけど、このフレッシュの達成も僕の立派な目標だったじゃないか。

「もうちょいやってみますわ、痛み、出たら帰らせてください」

「このあとはうまい飯があるよ、頑張ろうぜ」

背中を叩かれた気がした、強い言葉だった。

すっげぇ弱気だけど、微かに前を向いた脚。

次のPCへと歩みを進める。

PC6 静岡大学静岡キャンパス

静岡大静岡キャンパスは丘の上に建っており、そこそこ登る。これ、ママチャリ一般人にはしんどすぎでは?

得てしてクライマー育成施設と化しているわけであります。

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f:id:Rem1eye:20190507095134j:image ここも写真PC、写真を撮り、次の場所へと向かう。

そして、ちょうどお昼ご飯の時間帯になってきた。

先の40km/h巡航が効いており、昼飯を食べる時間くらいなら確保できることがわかった。

なに食べる?さわやか?いきステ?という話をしているうちに、こんな店の名前が挙がった。

「五味八珍という中華料理屋さん、静岡にしかないチェーンなんだけど、これ食べたら通ぶれるよね?」

三度の飯より通ぶることが好き。僕は迷わずそこにいきたい!と絶叫した。

静岡市内の信号をくぐり抜け、五味八珍に到着。

この間、僕は渡辺サイクルさんの方でシマノカスタムインソールを購入

足裏の痛みが割と限界に達してきて、アーチを作ることが可能なインソールを買う必要が出てきたのだ。

そもそもの話、シューズに初めから入っている薄っぺらなインソールは、もう100均レベルのもので、これは買った人が各自でインソールを用意すること前提で入っているという。

アーチもクソもない。

僕のように脚に癖を持っている人はなおのこと、こういったインソールが必要なのだ。

カスタムインソールの効果もあってか、いい感じにアーチを作ることができ、痛みは減った。

提案してくださったぐっちさん、ちょうど良いサイズが残っていた渡辺サイクルさん、全てのタイミングがぴったりだった。

f:id:Rem1eye:20190515003211j:image その後急いで五味八珍に向かい、飯を平らげる。

チャーハンとつけ麺が美味しいお店だった。

餃子も美味しいらしい、静岡は餃子も名産だからね、僕が幼い頃はウナギのイメージだったんだけど。

PC7 清水ファミマ

ここ、清水から延々と登りが続く。

富士山の麓までの最後の休憩であるため、補給は必須だ。

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これが、俺の補給の答えだ。

ガムを噛みながら走ると眠気なくなるよ〜とブルベを走られている大学の先輩がおっしゃっていたのを思い出した、僕は無限にフィリックスガムを噛む。

ちなみにクジは外れだったので、セカンドガムとしてカフェインガムを購入。

支度を済ませる。

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そして気づくと見慣れた景色。

この興津駅が最後の輪行ポイントになる。

ここで走り続けることを選択した場合、それはもう「ゴールまで走る」という選択肢以外なくなることを意味する。

今回、膝に不安があったのは僕と齋藤さん。

齋藤さんは、これ以外にもブルベを走っており、僕より圧倒的に経験値がある。

おそらく痛みが出てもうまく付き合えるだろう。

ただ僕はどうだろう、3年前のクロスバイクキャノボ初級が最後の350km超ロングライド。

また痛みが出たらどうしよう、リタイアできない、本当に死んでしまうかもしれない。

ただここで壁を超えないこと以外、先へ進む方法はない。

ぐっちさんが問う。

「興津です、ここが最後の離脱ポイントです、先へ進みますか?」

僕と齋藤さんは気づいたら「進みます」と口を開いていた。

そうだよ、ここまできたんだ、あと200km、走ろう。

たくみくんも「200kmなんて無心で回せば着くよ」、と言う。

いや、それは違うよ。

君、人外の沼に片足突っ込んでるな?

ここから延々に始まる60km以上の登り、名峰富士を横目に重いペダルに想いを乗せ、漕ぎ出した。

PC8 ファミマ富士宮朝霧店

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「なんで負けたか、明日まで考えといてください」

死にそうな顔をし、コーラを飲む僕に心のケイスケホンダがそう問いかけてくる。

清水からここまでの40kmの道のりを思い返してみた。

登り、ひたすらに、登り。

延々と5-10%の斜度が続く感じ。たまにくる4%が平坦のように感じる、バグじゃん?

途中「ここ、人住んでるの?(失礼。僕の住んでる岐阜も変わらない)」みたいな場所を通ったり、登ったり、登ったり登った。

暗さと登りしかない、景色変わらない、映えないという理由から清水からここまで一切撮影をしていないことに気づいた。

登りも同じように心拍140bpmで回す。

登りは徹底的にサボるに限る。

登りで頑張ったところで変わるグロスなんてたかだか0.5km/hもない、こんなのコンビニ休憩ですぐ溶ける。

それなら、これくらいの喋りながら登れる強度で登って、話しながら走る方がずっといい。

そんなことを考えながら4人で話しながら登る。

色々と話したが、覚えているのは

動画工房が作るアニメ、IQ3にして観れるし神じゃない?」

動画工房が作るアニメ、流石に社会貢献しすぎだろ」

「わたしに天使が舞い降りた!、流石に神アニメすぎた」

「ぐっちさんのお嫁さんの作るご飯はうまい」

ここら辺だろう。

ここだけくり抜くとマジで和気藹々としてオタクのオフ会みたいな感じ、まぁ実際そうなんけど!

個人的にこの無限登り区間でみんなで話したおかげで絆が深まったというか、皆さんの知らないことを知れた気がした。

たくみくんとは「今期のアニメ、なに見てる?」みたいな話をされてそこでオススメされた「ひとりぼっちの〇〇生活」は今期の楽しみの1つになった、たくみくんありがとう!

ただ、ここに来て寒さと、200km以上のロングをしてこなかったダメージが襲ってくる。

350km超のロングライドに対応しきれないのだ。

そう、経験値不足が今の僕を苦しめている。

200km走ったと言ってもレース強度で走るビワイチのみ、これはブルベの走りではない、完全にエンデューロ練だ。

そうこうしているうちにPCのローソンに到着。 コンビニで10分ほどだべりながらご飯を食べて、次のPCへ向かう。

ここから300m登るらしい、まだ登るんかい!

富士五湖の一角、本栖湖はもう目の前だ。気張っていこう。

再度、登る。

PC9 大石公園

富士五湖、スーパー暗いな。

やばい、暗さしかない、その割に車が走るから怖い、ブーブ🚗

本栖湖が見えると、ついで精進湖、西湖、河口湖が現れる。

うそ、暗くて何も見えないし何も現れない。

日中だったら綺麗なのかな、と思う。

とりあえず脳内で想像、これが富士五湖か!すげえ!西湖、サイコー!と絶叫し下る。

さながら富士急ハイランドである。

この辺りはアップダウンがひどく、あれ、下ってる?と思って踏んだら普通に平地、なんてことがありまくり。

おかげで、先程の登りでがっつり失ったグロスみるみる回復。

あの登り区間グロス15kmとかだった気がする、都心部かよ。

そしてホテル、キャンプ場で人や灯を見つけるたびに若干感動する。

うわぁ!人だ!灯だ!

文明覚えたての中世ヨーロッパ人みたいな感じがする。

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PC9の大石公園に着く。マジで真っ暗。

早いものでもう山梨県、ここから下り基調の山梨県を楽しみたいなと思うばかりだった。

PC10 ローソン河口湖

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湖沿いを滑走すること2時間、富士河口湖のローソンに到着。チェックポイントである。

ここでも感動したことがあるんだ、そう、人がいる。

人が、いるんだ。

人を感じながらトイレを済ませ、補給を購入。

ここからはガチで眠くなる恐れありまくりなので先ほど清水で買ったカフェインガムをチームメンバーに配る。

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そしてしばらく談笑。

下ったら何食べたい?とかそう言った類の話をする。

僕はマックのポテトが食べたいなあ、あの塩っ気がたまんないのよ。そういう話をするとメンバーが皆同調、だよね、マックのポテト食べたいよね!となっていた。

下ったら絶対マックのポテト食べような2019。

の、前に若干また登り、頂上に着く頃には時計の針もぴったり頂上で重なるだろう。

残り僅かな登り道、気を引き締めていこう。

PC11 セブンイレブン相模原津久井

人ってどんな時にどんなことを考えるのだろう。

愛する人といる時は、愛する人のことで頭がいっぱいになる。

自転車に乗っているときはどうだろう、自転車のことで頭がいっぱいになるのだろうか。

少なくとも、僕は道志みちを下る際、世話やき上手の仙狐さん」の2話のことを考えていた。

_____富士吉田市に入る。富士吉田市といえば、僕が大好きなバンドであるところの「フジファブリック」が誕生した土地、それはもう僕にとっては聖地なのだ。(マジで余談)

そんな富士吉田、国道沿いはかなり店があり、カラオケまで存在した!カラオケあるなんて思わんかった!(失礼)

と、いうくらいにはこの6,70kmは何とも遭遇しなかったから感動してる、富士吉田、流石に都会すぎるね。

そして6時間以上ぶりに駅も見る。なんか光ってるな〜、ホタルイカ?と思ったら富士急ハイランドだったりした。

すげえ、行ったことないし行きたい。

f:id:Rem1eye:20190514173209j:image そこからは淡々と下る。下る、下る。

ダウンヒルは得意ではない、というかはじめてのダウンヒルで曲がり損ねて右ひじを骨折した過去があり、割とトラウマが強い。

今でもションベン垂れ流しながら下っている。

ましてや夜、ダウンヒル、怖すぎね?となっていたが、今回は4人の前灯2つ、尾灯2つ、ヘルメットに前後1つずつという「これでもか」というほどの明るさがある。全く怖くない。

下りは常に110bpm、回復走じゃん!

無限に下ること1時間以上、気づいたらそこは神奈川県相模原市だった

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PCのセブンに入る。残り60km地点で残り時間は6時間、スーパーイージーモードだ。

フレッシュは先にもあげた通り、2時間地点で25km残しておかなくてはならない。

早すぎてもルール違反なのだ。

と、いうわけで貯金を豪勢に使っていくことにした。

f:id:Rem1eye:20190514231846j:image もうここまでくると勝ちムードがチーム内に漂う。見ての通りこの笑顔。

御前崎辛かったよね」「わた天はみゃー姉が一番かわいいよね」「黒糖いろうくんのアカウント面白いよね」といった話をした。

うそ、御前崎以外ぼくの捏造。

ゲラゲラ笑ってると近くのバイク乗りの方々が話しかけてくる。

バイク乗り「どこまで行くんですか?」

ぼくたち「東京です!」

バイク乗り「東京!?ちなみにどこから来たの?」

ぼくたち「静岡です!」

こういう絡み、マジで元気でるから好きだよ。

しばらく談笑、お互いの無事帰宅を祈り手を振る。

相模原市政令指定都市なだけあり、やはり信号が多すぎる。グロスは17kmとかそんなもんだと思う。

中心部はタワーだのなんだのビッくらポン!栄えてる!

まぁそんなことは置いておいて先へ進む、ついに東京都町田市に入る。

PC12 町田セブン

相模原のセブンから1時間後、僕らは町田のセブンにいた。

今回、セブンかローソンしか停まっていない気がする、まぁぼくもセブンが一番好きなコンビニだしすごくありがたい。

ここまでくると、特に買うものもない。補給も事足りてる。

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そうだ、ご褒美にはチョコレートだ!

まだ終わってもいない勝負に勝った気マンマン、これ、フラグね?

もう東京か〜、早かったな〜なんて談笑。

いつも談笑してるな僕たち、いいチームなのでね。

ここからは甲州街道を沿っていき、調布、府中と進んでいく。

23区外なのに信号が多く、30km/h付近で走ってもグロス20kmに届かない、名古屋の中村区、中区が延々続く感じ。

ただ、それでも割と時間があまってしまう。

残り2時間地点のゴールから25km先にあるセブンの近くのマクドナルドで時間を潰す。

たくみくんと「ポテト割り勘して食べね!?」となりポテトを食べる。

もちろんクーポン使用。

さっきも食べたいって話してたからね!

パクリ。クソほど塩つええ、何これは!疲れてると塩の味が5倍くらい強く感じるね。

2人で分けてモグモグ食べる、腹減ってる、うわしょっぱ、でも腹減ってる、うわしょっぱ!と頭の中で突っ込みながら食べてる黒糖くんがいる、かわいい〜。

メンバーも皆どっかり疲れているのでへたりながらTwitterをみて「他のチームこんな感じじゃん、うわ、なんか途中で温泉入ってるチームもある」と笑いあう。

いや、フレッシュ中に温泉や人権食ってなんだ?と思ったけど僕らも五味八珍食べてた、美味しかった〜!!

マジで静岡のツウぶりするなら五味八珍と夕方の情報番組「イブアイしずおか」ね?

PC13 府中セブン

しばらく時間を潰し、ラストPCのセブンイレブンに寄る。

ここからラスト25km、しっかり噛み締めて走ろうな、と自分の胸を叩く。

うそ、叩くと普通に身体痛いから何もしてなかった。

22時間も動き続けている肺は若干痛む、お疲れ、終わったらゆっくり休んでくれ俺の身体。

最終PCではお金なさすぎ太郎なのでおやつカルパスを購入、たくみくんも同じものを購入して2人で座って食べた。仲良しかよ。

浜松から富士五湖通って俺たちはここまで来たんだな〜って話をするわけでもなく、インターンの話をしてた。

J◯のインターンがどうとかどういう職に就くかとか。

これ、フレッシュで話す内容じゃなくね?なんか一気にたくみくんと仲良くなれた気がした。

(気がしただけかもしれん!)

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英気は完全に養われた。

さぁ行かんとす、ナイスプレイス。

4本の矢を届けよう。

脚は軽かった、今ならどこまでだっていける気がする、細胞は狂喜する、いける、踏める、回せる、回る、進む、進むんだ、止まらないんだ。

うそ、めっちゃ疲れててバリ重かった。

でもこういうラストシーンって無敵モード入った方がカッコよくない?

とりあえず、回し続けた!

「新宿〇〇km」

日本橋〇〇km」

「は?まだそんなにあるの?目の前に日本橋現れろ」

ひたすらにそう思うばかりである。

ラスト手前20kmとか世界で一番長く感じる。

バイトのラスト1時間とか、なんならラスト10分がめっちゃ長く感じて、時計をチラチラ見て「え、まだあるの?」となるのと似ている気がする。

ここの信号峠も5kmでくるくるローテを回す。

みな、自分の持ってる力をすべて出し切るかのような走り。に見えた。

齋藤さんは見るからに平地ばり強芸人のような風格から放たれる圧倒的な引き、超強かった。

ツワモノロングライダースであるたくみくんとぐっちさんの引きも心強い。

宵の明星が見える。あぁ、暗い夜を乗り越えた。

だがまだ切れない集中力、出し切れ出し切る。

眠い目こすって午前5時。

新宿の街は、早朝だというのに賑やかで、人の足音が響き渡り、交わる。

自分の周りだけ重力が3倍くらいあるのではないか、というくらい身体が重い。

その重い身体を引きずりながら、ふと口が開いた。

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上智大学上坂すみれの母校ですね」

上智大学から日本橋までは5kmほど、もう勝った、勝ったんだ。

先頭を引いていたぐっちさんがこうおっしゃる。

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いろうくん、最後引っ張りなよ

嬉しいな、今回のフレッシュ、チーム戦なのにやれ「3年前、キャノボ初級失敗したリベンジ」だの「3年越しの挑戦」だのとにかく過去を引っ張って、自分でもおぞましいほど因縁をこじつけていた。

途中、痛みも出て辛くなって、もう帰って寝たい、やめたいとなった時も「絶対に走りきれる」と励ましてくれたチームメンバー。

もうこれは因縁とかそういう類の話じゃない、これはこの4人の記録であり思い出なんだ。

そのゴール、先頭を走らせてもらえるのはこの上なくありがたいなぁ。

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見慣れた駅だ、ついにきたんだ、東京(トンキン)に!

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そして無事ゴール。

24時間に渡る旅が終わった!!!!

お疲れ様でした!!!!

感想

ロングライドってこんなにしんどかったっけ、というようなライドだった。

150kmあたりでの「え、まだ200kmあるのですか?」という精神的ダメージと24時間起き続けなければならないという行為、これらがマジでしんどかった。

メンバーの皆さんがツワモノだったため、最後まで空気が悪くなることなく終われた気はするけど、普通これ喧嘩して雰囲気悪くなるよな〜と。

黒糖いろう
黒糖いろう
僕もクロスできャノボ初級した時、途中で合流した友人と喧嘩したし、複数人でロング走るのはマジで難しいんだ!

自分1人じゃ達成できなかったし、ありえないほど多くのことを学ぶばせていただけたいい機会だった!

そして、これを当たり前のように達成してるランドヌールたちはマジですごいな、とも思った。

先から何度も言っているが、僕は怪我からの復帰で「また痛みが出るのではないか」という不安と常に戦っていた。

それは走っている最中もだ。

その不安と向き合えたのは、ほかの3人が僕が辛い時に声をかけ、励まし続けてくれたからだろうと本当に思った。

とりあえす当分の間はレースの方に出るけれど、絶対キャノボも達成したいし、この日味わったものはキャノボで必ず生きる、そうおもった。

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ビフォーとアフター、1日活動するという人はげっそりしちゃうことがわかった。

マジでまたこのメンバーで走ってみたいなぁ、なんて考えながら帰りの電車で爆睡してたら岐阜まで着いてた。

無職週末三浦旅行〜エモ島編〜

黒糖です

今回は、知り合いのクソ速いおじさんお兄さんに千切られボコボコにされたことを綴っていこうかなと思います


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まずこちらが今回の加害者の2人

 

左の青いジャージの彼は、エントリーアルミロードで東京大阪キャノンボール21時間26分で走ってしまった鬼のような人(以降無職キング)

(彼の名誉のために言っておきますが、彼はこの時点では無職でしたが今はお堅い職に就いておられます)

 

右の白黒おじさんは、トライアスロンで全日本の選考通ったようなバケモン(以降税理士さん)

 

そう、とにかく2人ともファストロングにおける”とても強い人”なのだ

 

その2人と戯れたお話

 

今回は輪行で岐阜から藤沢まで出て、江ノ島のファミマまでいき、そこからノープラン三浦半島ライドをすることになっていた

 

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江ノ島といえば江ノ電江ノ島駅のひよこが好き

 

なんか衣装もちょくちょく変わっていて、誰が変えてるのかわからないみたいなのをどこかで読んだことがある

 

3年前、初めて自転車で江ノ島来た時もこんなハワイアンな格好してたけど帽子の色が違ったっけ

 

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そのまま江ノ島近くのファミマで合流

 

3人のチャリを並べて思ったが、もれなく全員エントリーカーボンなのだ

よくある「このチャリ◯◯万円もして〜」という会話の逆で「このチャリ、◯◯万円しかかかってないんすよねw」という逆値段自慢のようなものが始まる

 

というかみなさんそんな機材でクソ速いから笑ってまう

 

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天気はよろしくないが、やはり江ノ島はエモいな〜wつって笑っていたが、笑っていられるのも今のうちで、「じゃ、アップしていきますか(400W)」の一言以降一切の笑顔が消えた

 

江ノ島ファミマから8kmほど走り、逗子市にある”ゆうき食堂”さんにお邪魔した

 

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写真はGoogleマップより拝借

 

見た目通り超老舗なんだろうな、これで創業3年とかだったら笑うでしょ

中は広くはなく、それでも超満員で僕たちは外に設置された席で春の冷たい風に頬を殴られながらモグモグする

 

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外の席の利点はやはり自転車から目を離すことがないということ、めっちゃいいな、全飲食店全てこれであってくれ

 

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因みに、ここまでのパワーデータはこんな感じ

(データは無職キングのもので、無職キングより拝借)

30分NP259Wはワロタね、こんなので引かれて何がアップじゃ

ロングライド勢はこのパワーで引きちぎられるのだ

 

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そんなアップを済ませた後に出てきたのは美味しそうな二色盛り

 

僕は幼少期より回る寿司屋でマグロマグロマグロハンバーグマグロマグロマグロマグロというローテを組むほどにマグロが好きで、赤身の申し子として岐阜で有名だ

そんな僕がマグロ以外に挑む

そう、それがクジラ

 

僕はティーンネイジャー上がりたてのキッズなので給食でクジラが出たことはなく、クジラがどんな味なのかわからずトライしてみたかった

そう、僕は好奇心と挑戦心が人一倍強いのだ!

 

結果は可もなく不可もなく、別にもう食べなくてもいいかなといった感じだったが、それはまた別の話

 

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これは卵をうまくむけない無職キングさん

「や、皮剥くの下手すぎでしょw」てバカにしたらその後道でボコボコに千切られた

 

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そんなこんなで逗子市からクソ速巡行で飛ばされて25km先の城ヶ島灯台に到着

 

笑っちゃうのがここまで1時間かかっていないということ、ワロタ

 

この城ヶ島城ヶ島大橋を渡り辿り着くことのできる陸の孤島で、観光地としても有名(僕は初めて聞いたけど)で文系カップルみたいなのがわんさかいた

 

そんな家族やカップルを横目におじさん、お兄さん、キッズの3人で自転車担いで灯台まで歩くのは楽しかった

 

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この日のウェア的にお互いの自転車変えた方が似合うのでは?ということで途中無職キングと自転車を交換

 

案の定こっちの方がお互いカラーリング的にもしっくりくるということで10分ほど乗らせていただいたが、レーゼロは進むしパワーメーターあってありえないほど面白く、ずっとニチャニチャ笑いながら走っていた

 

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作名『海への祈り』

僕を支える税理士さんは、この日全力ヤビツTT(37:16という好タイム)をした後にこの練習に参加されており、更には62kgある僕を支える羽目になる、本当に可哀想だなって感じでしたね

 

その後、片道を三浦→葉山→鎌倉と辿っていく

帰りも変わらず高速巡航!若干向かい風!

無職キング、風向きって知ってる??

 

江ノ島から往復75kmという今回のライド

まぁそこそこな距離でかなりの強度、めちゃめちゃきつかったんですけどそれ以上にすげー楽しい

 

葉山に差し掛かるにあたり「あぁ、このライドももう終わるんか…」と考えると寂しさが込み上げてきた

 

そこで僕は提案した

湘南国際村、登っていきません???」

 

湘南国際村とは2km5%、リピート練に適している坂だ

序盤は10%くらいの坂が続きまぁまぁしんどい、ていうかこの練習のあとだし乳酸パンパンすぎる

この時脚にストローさして吸えば腸まで届く乳酸を摂取できるのでは?とずっと考えていたくらいに乳酸がすごかった

 

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無事登りきる

結果は7:10!遅すぎワロタ

無職キングは6:34でした、30秒以上差つけられててワロタ

 

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国際村を下ってトンネルを出たらそこにはすげーいい景色が待っていた

トンネルを出た後の景色は8割方いい景色だと思う

 

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湘南国際村クライムが終わると3人でプリンの名店 マーロウにお邪魔することに

 

汗だくの男3人がちょっとお高いプリンを頬張りながら海を見る、なんかいい感じでした

 

ぼくが食べたのは「桜プリン」というもので、期間限定でレーズンのさくらんぼのようなものが入っていた、プリン自体とても柔らかくプルプル

 

あと一番驚いたのが「プリンが崩れない」ということですね、スプーンですくっても形が変わらない、ものすごい弾力でプルプルしてました

これが高級プリンかよ、また食べたい🍮


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プリンを食したあとは各々家路を急ぐ

 

湘南の景色はどこから撮ってもいい景色、やはり海辺の街が好きだな

 


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終わった後は3人で牛角で飲みながら食べてゲラゲラ笑いあった

どぎつい練習になったし、終わった後はこうしてお話して美味い飯が食えるし、普通に楽しかったな、と思い出が美化されているが走っている最中は顔を歪ませていた

こうして記憶改竄されて人々は自転車に乗りつづけるのだ

 


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これは無職キングさんから沖縄のお土産でいただいたオリオンビールキャップ

オリオンビール飲んだことないけど表彰台立つ時はこれを被って立ちたいと思った

 

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牛角で食べて、その後無職キングと2人で飲み飲みしたのち、本日の宿であるカプセルホテルにチェックインする

カプホは狭いが、この狭さがなんともクセになるので僕は宿泊施設は基本カプホにしている


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日曜の朝は鬼太郎がやっている、いいね
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日曜の朝からえっちな映像が流れてる、いいね

 

そんな感じでたのしいたのしいちぎり合いと美味しい美味しいグルメが混在する観光旅行は終わった

 

ここで伝えておきたい

僕はこの1日走った三浦半島の景色をほとんど覚えていなかった

 

観光旅行がしたいなら250W以上で走り続けない方がいいみたい

 

【すなあそび】東海CX 稲沢WNP 最終戦

どうも黒糖です

今回は人生初レースがCXレースになった参戦レポートをつらつらと書いていこうかなと

黒糖くんのCX戦歴

2018-19 1/27 東海CX 大野極楽寺ステージ 試走2周

2018-19 2/24 東海CX 稲沢WNPステージ 前日試走 5周

いざ、尋常に参る!

レース前日

僕は機材を持っていないので、Rond CXの方にバイクとオフロードシューズを借りる

バイクスペック

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BOMA L'EPICE R プロトタイプ(R8050 Di2)

ホイールは35mmのセミディープ(メーカー忘れた)、タイヤは今回の砂ステージに合わせてサンドタイヤを履かせたもの

Di2の変速がヌルヌルすぎて自分の持っている4700ティアグラに不満持っちゃうレベルですごかった

特に砂ステージで埋もれかけた時に変速して加速することが可能になったため、正直バイクスペックで今回のレースは乗り切ったといっても過言ではないレベル

お貸しくださり本当にありがとうございました

レースコース

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通称 砂地獄と名高き東海CXきってのしんどいコースであるところの稲沢WNPはほぼほぼ砂、砂、砂

砂の走行では重心とギア選択が重要らしく、それを見誤るとバタンバタン倒れてしまうので、倒れる前に見切って降りるかパワーで押し切るかをしないと厳しいらしい

終わってから思ったが、この砂のおかげでCX初心者のぼくでもなんとか戦えた気がした

戦術等々

僕はレース初経験だし、ましてやシクロなんて経験値皆無に等しい

そこでRond CXの方々にアドバイスを仰ぐことにした

心がける点は

・心拍の8割〜9割をキープする

→飛ばしすぎると垂れる、最終ラップで接戦している場合はまくられる可能性も高いため

・通称 ゾンビ坂でアタックをかける

→CX初心者のぼくが差をつけられるのはレース中盤でゾンビ坂と呼ばれるダッシュするしかない

このゾンビ坂は300mの砂地獄であり、ここが今回のコースの鍵となる

後半の林道コースでは抜かすことが難しいため、この坂で抜かせないと上の順位は難しいらしい

実戦

1周目

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ぼくはゼッケンナンバー45番のため、最後尾からスタートすることになった

CXレースは大体1周目で決まるらしく、ここでボケーっとしてると敗北者…?になるらしい、集中して臨みたい

一斉に合図でスタート、一斉に第1コーナーの砂でみんな転ぶ

ぼくはそれを脇目にスイスイ進む、この時点で45位から17位にあがる

「これはイージーなのでは?w」つってクソほど調子こいていたら第2コーナーの砂で落車に巻き込まれる

前が詰まってそれに巻き込まれる形になったのだが、なぜかクソほど怒鳴られる、怖すぎるやろCXレース

謝ると心拍が上がり息がしづらいなーーとなるがしっかり謝罪、ごめんなさい

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これは1回目のゾンビ坂、ここで9人抜きに成功する

後半の林道は順位キープに徹して、心拍も180bpm維持を心がけてとにかく回した

1周目 8/49位 ラップタイム 10:52.4

2周目

2周目にもなると先頭集団が固まり、ぼくらのいる5-8位帯の集団も固まる

身体も頭もレースに適応してきて、砂の上も躓くことがなくなり、スイスイ進む

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砂の上では前荷重は埋もれて死んでしまうのでとにかく後ろに体重をかける

そして今回のレースのターニングポイントになるシーン、2周目ゾンビ坂

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無事に7位の方の尻尾を掴むことに成功

ここで本レース最高心拍である187bpmを記録、ぜぇはぁぜぇはぁ

ゾンビ坂では追いつくことしかできなかったので、その次に待っている砂で抜き去る

砂のおかげでまくれるまくれる

2周目 7/49位 約分しても7位

ラップタイム 10:51.6

3周目

ファイナルラップ

この時点で6位とぼく(7位)の差は50秒、絶対まくれねぇ!!!

後ろを振り返っても30秒の差がある

これはパンクやメカトラがない限り7位かな、というくらいぶっちぎりの7位なのだ

レースってしんどいなー、心拍めっちゃ上がったなー、はよ帰って温泉入りてえなぁー、なんて考えながらとにかく回す回す、くーるくる

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この周はなんのおもしろみもないままゴール

ラップタイム 10:10.2

結果発表!!

7/49位(うちDNF1人)

約分しても7位という気持ちのいい順位でした!

初レースでこれならまぁ上等なんじゃないすかね、みたいな順位だけど入賞できだけではナシ、なんとも微妙な順位ではあるが自分のやってきたことに数字がつくっていいもんですね

レースは勝てると気持ちいいし楽しいんだろうな、なんて思いながらクールダウンをする

思うところ

思うところがいろいろあるレースだった

まずはじめに、機材を持っていない貧困なぼくに機材を貸してレースに挑ませてくださった方には感謝しかありません

機材がなかったらまずCXの楽しさを知ることができなかったわけですしね

あとはレースのペース配分

パワーメーターがないため、心拍基調でペース配分をしていたため、オーバーペースになることなく、それどころかファイナルラップでベストタイムが出るくらいのいい配分で走れました

初っ端飛ばして垂れるより、まくりが可能なこの走り方の方があっているし、何より楽しい

CXは転んでも大怪我には繋がりにくいし安全に楽しめる、レース初心者にうってつけなコンテンツなのでは?となった

これを皮切りに他のレースにも出てみたいなぁ

次こそは表彰台に立てたらいいなぁ、そのいつもより30センチ高いだけのその場所からどんな景色が見えるのか見てみたくなった

【ラブライブ!サンシャイン!!】CYaRon!ファンミ大阪までの移動手段についての考察

 




黒糖いろうです。

 

気づけば2019年も1ヶ月と半分が過ぎようとしてます、早いですね。

 

 

rem1eye.hateblo.jp

熱でうなされて新年入った気持ちの切り替えとしていつも行なっている初詣ができなく、恒例の書き初めもできないままでいるので、実は新年感がないのですが、そんなこともいってられないまま世間はバレンタイン一色。

ネオンに揺らめくピンクの恋人たちであります。(なにが?)

 

そんな中、僕は2/17に行われるラブライブ!サンシャイン!!のユニット対抗戦 大阪公演に参加します。

 

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岐阜県民の僕は大阪まで3時間で行けて、しかも3,000円ほどしかかからない良い立地に住んでいます。

同行するオタクさんは新潟からシンカリオンを起動して来られるみたいで、ほんとそれと比べたらハナクソみたいなものなのです。

 

ただ、在来線ランナー(通称:在ランナー)で大阪は幾度も経験があり、そろそろ飽きてきたので他の手段を考察してみました。

 

 

手段考察

 

 

 

徒歩

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いや、電車使えば?みたいなGoogleマップの案内が腹立つな。

徒歩の場合、無休で歩き続けて37時間かかるらしいです、色々込みで3日。

また、琵琶湖付近を通る場合、夜には琵琶法師*1が出てくるという噂もあり(要出典)、伊賀を通る場合は忍者に襲われ、BD楽曲を全て取られる(要出典)ということもあり、非現実的です。

 

ただ、非常に非現実的ではありますが、多大な達成感を感じることができます。

 

却下で。

 

車の場合、名阪高速道路を使うことにより3時間で岐阜から大阪まで行けます。

3時間なら電車と変わらないし電車でいいかな、と思ったのですが、まずそもそも僕は運転免許持っていないです、無免ライダーになるので却下。

 

自転車

自転車で大阪までいきまーす。

では、装備です

 

装備

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SPECIALIZED Tarmac SL4 2017

コンポ Tiagra4700一式

ホイール Campagnolo ZONDA C17 前後

タイヤ シュワルベ ワン 前後

ハンドル 貰い物のアルミハンドル 400mm

サドル fabric ライン 134mm

バーテープ LIZARD SKINS 1.8mm

 

ルート

 

 

 

こちらがルートになります。

美濃太田付近からスタートし、200kmほど走ることになります。

 

rem1eye.hateblo.jp

 

何を隠そう、僕は今から2年半前に膝を痛めており、それ以降最長となる200kmへの挑戦なので結構緊張してます。

パワー的な不安というよりは怪我の痛みが再発しないかな、という意味での緊張と不安ですね、せめて筋肉だけでも緊張は取り除いておきたいですから今夜はしっかりお風呂に入ります。

 

そしてわざわざ最短ルートである琵琶湖沿いを通るのをやめたのは、琵琶法師が出るからでもなく、県外民が通ると琵琶湖に沈められ、生涯琵琶湖の浄水場で働かせるからでもなく、キャノボルートの下見をするという目的もあります。

 

ポイントは、亀山から伊賀にかけて緩やかな登りがあり、伊賀上野から10kmほどアップダウンが繰り返される。

あとは170km走ったあとに待っている清滝峠がちょっと厄介だな、という感じがしますが、初級キャノボにおける金谷峠のような存在と思えばそこまで怖くはないかな、と。

 

 ただ、今回はバトンホイールTTバイクでOTキャノボに挑まれた方が清滝峠でお待ちしてくださるそうで、初級キャノボにおける金谷峠のようには行きません、恐ロシア。

 

 

今回の絶対ルール

今回は怪我後初の200kmというロングライドなため、怪我再発防止のためにも絶対これだけは守ろうという項目をいくつか設けました。

 

痛みが出た場合、手持ちの輪行袋を使って電車で大阪まで向かう

今回のルート上では美濃太田→鵜沼までは高山線、そこからは小牧線犬山線、名古屋から桑名まではJR関西本線近鉄線、亀山から大阪までは近鉄関西本線が通っているため、輪行に困ることはありません。

改めてキャノボはリタイヤもしやすくいい環境だな、と思いましたね。

 

コンビニは5分で離脱

コンビニでは極力補給に徹する。普段より行っている練習と同じように究極に休憩を減らして行く。

目標は休憩1回で行きたいですね。

 

 

改めて走り終えた際にブログ記事にし、反省を書いていけるような内容のライドにしたいですね。

 

ではまた。

*1:琵琶法師は琵琶と呼ばれる楽器を弾く盲目の僧であり、琵琶湖及び滋賀県とは無関係