六畳間のアパート

手荷物は嘘以外の気持ちと少々の自信過剰

あえて不便を被ることで見えることもある

黒糖です。

 

 

最近、はじめてブログの引用を受けました。

 

lovelovelove.hateblo.jp

 

非常に嬉しいことですね。

 

このご時世、SNSが普及しすぎてボタン一つで見知らぬ人と関係を結ぶことができます。

 

 

そんな今にあえてブログをして、そこから新しい交友関係ができる。

 

これってめちゃくちゃロマンがあるというか、あえて不便だからこそありがたさを感じ、本来忘れていた何かを思い出させてくれるような気がします。

(そして、こんな掃き溜めみたいなブログを読んでくださる方が少なからずいる、ただの備忘録みたいなブログでも書いててよかったなぁと思うわけです)

 

上記ブログの筆者様とはこれからも良い付き合いをさせていただきたいものです。

 

 

さて、他にも"あえて"不便を被ることで楽しさを見出すものがあります。

キャンプであったりBBQであったり、自分が趣味で行っている自転車や原付での旅であったり。

趣味全般に言えることですが、あえて不便を被るから楽しい、みたいなところはあります。

 

 

仕事や競技においては「結果がすべて」と言われがちですが、人生においては必ずしも結果がすべてではないと考えます。

人間はその過程が濃密であればあるほど思い入れができ、特別に感じるわけです。

 

このブログでの関係も、新幹線で1時間半あればいける名古屋→東京に24時間かけることも、車よりはるかに不便な50ccバイクで400km走ることも、なんなら自分が自転車をはじめるきっかけとなったママチャリ旅もそう。

 

あえて不便を被って見える道や未来もあると思います。

 

 

今後もあえて不便を被って、そこからみえる景色を楽しみながら趣味を続けていきたいです。

 

 

 

 

今回は単純にブログ引用されたの嬉しすぎワロタという旨をお伝えするだけの記事でした。

どんな企業に入っても結局は運なのかもしれない

黒糖です。

社会人になって半年経過いたしました。

 

配属からは3ヶ月といったところでしょうか。

 

この記事では私が社会人になってからの現状を備忘録的な感じで記述していきたいと思います。

 

同じく新卒の君、来年新社会人の君、そして私のはるか先を行く皆様に少しでも届けば幸いです。

 

 

 

プロフィール

私文四大卒・メーカー生産技術に従事しております。

詳細を記載すると特定されるのでざっくりと。

区分としては大企業、業界トップシェアを誇っております。

 

 

当初、営業としてメーカー・金融・専門商社を受けていました。

大学3年の1月には内々定をいただき、続けて就活を続けつつも「や、営業は辛そうだな。文系だから営業受けてるけど、本当は技術系いきたいな。フレックスあるし」と思い、5月ごろに生産技術方面で就職活動を続けました。

今思うとすべてが安直である

 

 

就活が終わったのは4年の7月。

給料面や会社の規模でいったら営業でうかった企業のほうが大きいこともありましたが、それでも生産技術につけばブレックスと取得しやすい有給がある。その一心で今のメーカーに就職しました。

 

 

 

就活の軸

趣味を継続できるかどうか

これが最も大きな軸でした。絶対に趣味である自転車競技を続けること、これが最低最大の条件で、これ以外は必要ありません。そのくらいの気持ちでした。

 

そのため休みは120日以上、有給取得率はそこそこ良い、フレックスあり、アフター5の充実を意識し進めてまいりました。

 

また、営業よりは技術職のほうが有給取りやすくフレックスある、だから技術!

メーカーといえば生産技術!いくぞ~~!くらいの気持ちで今の生産技術職にたどりつきました。

実際会社の数字も悪くなさそうで、自分の学歴でいけるちょい上なところを選べました。

が......。

 

 

研修中

こんなもんお遊び。

オンライン研修中にウマ娘プリティーダービーをやって20万円もらう。

 

オンラインということで4時間に1度のタンパク質摂取も問題なく行えました。

 

鼻くそをほじくりながらやっていました。

 

たまにある現場研修は爆睡、成績は最悪でした。

 

同期は僕より学歴が3枚以上上手であり、非常に勤勉でいい成績をとっていました。

 

 

もちろん同職で最下位の成績を取得、これで配属先が決定した。

 

 

 

配属先で感じた違和感

6月末。

 

配属されたのは設備・システム系の改善系を担当する部署。

課長含め6人ほどしかいない小さな部署。

 

 

 

 

 

初日。朝礼で予定残業時間を報告。

 

軒並み2時間。

 

 

 

やっっっっっっっっば。

震えが止まりません!!!!!

 

そもそも人が少ない時点でなんか嫌だったんだよな~!

 

 

 

ただ、7月までは毎日定時ということを聞いていたので、安心して帰宅→トレーニングのルーティンを構築しておりました。

 

 

7月に入った途端、毎日1~2時間の残業が開始しました。

 

 

理由は2つあります。

1.OJTトレーナーの転職

OJTトレーナーがいなくなったことで自分で考えて仕事をしなくてはなりません。

 

 

形として課長がOJTになりましたが、もちろん予定されていないので私につきっきりというわけにはいきません。

OJTも課長も誰も悪くないのですが、それでも誰も頼れない環境は非常に心が苦しい状態であります。

 

また、うちの部署は1人1人全く違う内容の業務を持っています。

そのため、自分以外の4人に聞くことはできません。

 

もちろんやめたOJTも僕の仕事内容はわかりません。

 

また、自分が休んだら自分の仕事は進まない、当然といえば当然ですが、これ故に有給を取得するのは自分の首を締めるだけの行為になります。

 

ただ、これは上半期。

上半期は1時間残業程度で帰れる、ストレスも少ないというまぁまぁギリギリセーフみたいな環境でした。

 

 

2.どさんこワイドな仕事量

下半期に入ってからとにかく仕事量が多いです。

これは課長の方針。課長は若くして役職がついたスーパーエリート社員である。

 

地頭がかなりよく、学歴もよい。それだけでなくスーパータフネスを兼ね備えて加えてイケメンという非の打ち所があまりない人間。

 

課長いわく「俺も1年目のときこれくらい、いや、もうちょい多い仕事こなしてたなぁ(意訳)」「1年目はキツいほうが絶対に後々役に立つから」とのこと。

 

もともとうっすら関わってはいましたが、他部署の生産技術の先輩いわく「3年目がやること」な設備導入を2件、5年間手をつけられていなかった業務(大変!)を本格的に自分が主導でやっていくことになりました。

 

もちろん追いつきません。

当たり前です。1年目だから。

 

いや、1年目だから、という言い訳は課長の前では通用しません。

なぜなら課長も1年目のときからこれだけ働いていたのだから...。

 

味方がいない、誰も頼れない、頼りづらい環境はなかなか心にくるものです。

自分はそれを変えるために各課、現場にそれぞれ話しやすい人を作ることができてきているのでギリギリで耐えていますが、それができなかった時を思うとゾッとします。

 

 

サブロクは切っていないものの、仕事量が多すぎて間に合っていないという状態が続き、仕事に追われる日々。

 

思い描いていた社会人生活とは少し乖離しておりました

 

おそらくこの調子だと来年いはOJTも任されそうな気がするので、次来る新入社員にはやさしくしてあげたい。自分だけは味方でいてあげたい。その一心でございます。

 

同期との比較

これが最も辛いです。

同期はもちろん1年目であるため、ほとんどが定時上がり。

もしくは望んで残業をし、無理やり残業代を稼ぐ始末。

 

毎日定時近くであがってトレーニングしたい僕から言わせると、もう、もう...。

 

もちろん仕事量も僕に比べると少ないですが、各々が大変だと思います。

自分が同期たちの部署に配属されていたら、それでも「しんどい」と感じるでしょう。

 

そもそも社会に慣れるということがしんどいのですから、どの部署にいってもしんどいのです

 

定期的に同期で集まり酒を飲みながら仕事の話をすることでモチベをあげて乗り越えております。

 

 

ただ1人、問題がある女子がいることが中々心をえぐってくる。

いわゆるコネ入社という方法で入社、2週間に1度は生理休暇で休むというハードな働き方をしております。

 

その女の子に「黒糖くん、一人暮らしでそれだけ働いてるの大変そう...」という言葉をかけられたときには、もう.......。

 

本人は本当に心配してくれているのかもしれないが、それでも...。かなり来るものがありました。実家暮らし、2週に1度3連休を作っている人間は何を発しても僕には...。

 

 

同期と比較することはいいモチベにも繋がりますが、「自分は割と働いている(つもり?)でも、毎日定時上がりなおかつ実家ぐらしの同期よりお金たまらないんだ...。」という事実に襲われてしまうので程々の比較が良いのかもしれません。

 

 

結局全部運だから、来年卒業見込みの人間はふるえて眠れ

結局これ!!!!!!

上司も部署も、ぜーーーーーんぶ運!!!!

 

 

嘘。ある程度は実力も関係あります。

ちゃんといい大学を出て、研修をしっかり受けましょう。

 

 

 

ちなみに、我社は全社的にホワイト企業だと思う。

(定時上がりも多く、有給消化も悪くない。残業代はもちろん全額支給である。)

 

もちろん同期のみんなは残業が少なく、テレワーカーも多い。

それでも自分は現場に出て怒られながら、怒鳴られながら自分のキャパオーバーの仕事をこなしている。

 

やっぱり運もそこそこ影響するかもしれません。

 

 

 

心の底から本気になれる趣味を持つこと

割と苦しい状況で仕事が続けられている。

その理由は平日・休日のトレーニングにある。

 

心の底から楽しいと思える、本気になれる趣味があると激務も耐え、乗り越えることができる。

社会人になるにあたって持つべきものは「超おもしろい趣味」だと常々思う。

 

 

結局アフター5の充実は自分次第、その気になれば残業2時間程度なら1時間のトレーニングもできてしまう。

 

だから来年度卒業見込みの諸君はドンと構え、残りの学生生活を楽しんでほしいです。

あわよくば最高の趣味を見つけてほしいです。

 

新社会人になる前にやっておいたほうがいいこと

祈祷

とにかく祈ろう!!!

結局運だから。部署ガチャ・上司ガチャは全部運。

 

個人的にオススメの神社を紹介したいと思う。

 

真清田神社(愛知県一宮市

www.masumida.or.jp

何を祀っている神社か忘れましたが、ここはおすすめです。

なぜなら尾張地区の一宮なので。

 

 

出雲大社島根県出雲市

izumooyashiro.or.jp

自然が豊か。かなり歩くことが個人的に億劫であったが、晴れた日には日向ぼっこができて非常に気持ちがいい。

 

日本の神様総大将みたいなところあるので、ここで祈りまくればいい部署に行ける可能性は高い。

自分は今年の2月にここで祈りまくった結果、今の部署にいます。

 

 

さすがに社会に出て悪いことばかりではないので、次はよかったことをまとめた記事を書こうと思います。

 

 

 

サウナイーグル ロウリュ王決定戦 ~おかえり、ロウリュくん~

日々の業務お疲れ様です。

 

 

あ、間違えました。

 

 

お久しぶりです。黒糖です。

 

rem1eye.hateblo.jp

 

皆さん、ロウリュチャレンジってご存知ですか?

 

昨今のサウナブーム、眼を見張るものがあり、そのサウナブームに合わさって愛知の雄 東海オンエアが一押ししていることで連日賑わっている愛知県知立市サウナイーグルで毎月19日に行われる殺人イベントのことです。

 

 

 

 

 

僕はコイツのこと、知ってます。

 

よーーーーーーく、知ってます。

 

 

 

 

 

 

2021年 1月 勝利

2021年 6月 敗北

2021年 7月 敗北

 

1勝2敗

 

 

 

改めて言う

 

 

 

 

僕は、いや、"俺"はコイツのこと、よーーーーーーーーーく知っている。

 

 

 

 

 

ロウリュに、いや、根性にかなりの自信がある俺が2度も負けて、本気で落ち込んで2ヶ月間サウナにいけなくなるまで精神を追い込んだコイツを、知っている。

 

 

 

 

 

決着をつけようや。

 

 

 

 

 

俺と日本一アツいサウナ、どっちが強いか

 

 

 

 

目次

ロウリュチャレンジとは

そもそもロウリュチャレンジを知らない人はこのブログにたどり着かないと思うが、それでもざっと説明する。

 

 

f:id:Rem1eye:20210120011658j:plain

熱々のサウナストーンにアロマ水をかけて室内の温度をかえずに湿度だけあげることで体感温度を急激に上昇させるロウリュを水かけ無制限で行う殺人行為のことである。

 

 

ただアロマ水をかけるだけでなく、無限に扇がれるため「熱い」を通りこして「痛い」になる。

 

 

レギュレーションは以下のようになる。

・タオルは2枚まで

・サウナハット持参の場合はタオル1枚まで

・氷は2個まで持ち込み可能

・チャレンジのタイマーオンのあとに参加不可能

・一度出た場合、再入場不可

 

 

 

これがロウリュチャレンジ、いや、ロウリュ王決定戦だ。

 

f:id:Rem1eye:20210921230054p:plain

ロウリュ王決定戦と呼ばれる起因は、ロウリュチャレンジを達成後にもらえるタオルに知立サウナイーグル ロウリュ王とかかれているからだ。

 

 

ちなみにロウリュ王決定戦と呼んでいるのは今のところ黒糖だけであり、マイスターの皆さんはじめ誰も呼んでいない。

 

 

 

この競馬のペナントのようなタオル、これぞロウリュ王の証であり持っているものは一目置かれる。

サウナーにおけるステータスのようなものだ。

 

 

ちなみにこのタオルは若干小さく、サウナで使うにはめちゃくちゃ不便である。

また、フロントにて2600円で販売されているので最悪購入して「俺、達成しましたから」みたいな顔をすることも可能。

 

 

俺は告げ口しないから、ぜひやってみてほしい。

 

 

 

 

 

ロウリュ王決定戦

ここまでの勝敗についてのおさらい

先述した通り通算1勝2敗。

内容を改めて振り返る。短めに。

 

2021年1月

初イーグルが初ロウリュチャレンジ。もちろん狙っていった。

ほしかったのは初イーグル、初ロウリュチャレンジ参加での達成。

 

これできたらサウナー界のビッグバンみたいでかっけえな、大型新人じゃん!と思い挑み、無事達成。

 

無事ビッグバンとなった。

 

 

 

2021年6月

新社会人の生活も落ち着き、原チャリを手に入れたことでサウナイーグルへ行く手段を確立。

5ヶ月ぶりの王決定戦に参加。

 

往路にて衝突事故を起こし、満身創痍になりながらも向かう。(医者からは無傷と言われました!)

 

結果、敗北。

水通し(サウナ前に水風呂に入る狂人のみが行う行為)を1時間するも、事故の疲れもあり本調子ではなかった。

 

また、調子のって2段目で挑んだせいで苦しかったのも敗因。

 

 

 

2021年7月

残業後のロウリュチャレンジ。

シングル水通し(6-7度の水風呂に1時間浸かる行為)を行うも、敗北。

この日は単純にアツすぎたのと、仕事終わりで疲れが残っていたことが敗因。

 

ただ、だいたいの参加者が仕事終わりであるため仕事は言い訳にならない。

 

初見クリアの自分は相当強いビッグバンであると錯覚していたが、せいぜい星屑であることを痛感。

 

 

 

 

この敗北がきっかけでサウナから足が遠のき、本格的にロウリュ王決定戦の参加を見送る方針が固まった。

 

 

 

固まった、はずだった。

 

 

 

 

 

もうロウリュ王決定戦はいい、そう思ったはずだった。

 

 

 

 

 

普通にサウナにいっても意識してしまう。

 

 

「どの体勢にしたら熱波受けづらいかな」

 

 

「やっぱ背中が弱点だから背中の熱耐性あげるためにも壁側むいてサウナ入るか」

 

 

「普通のサウナじゃ全然ダメージ入らんなー、20分近く入れちゃう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、俺、ロウリュ王決定戦から逃げれねーんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝つまでずっと監視している。

 

目標が。

 

ロウリュ王決定戦が。

 

 

 

いや、俺自身が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決着をつけよう、俺自身と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当日 アップ

13時着。

今回は最終戦ということで、ずっと共に闘ってきた戦友と挑むことにした。

歳は若干離れているが、良き戦友。

 

俺よりもよい戦績を誇っており、ライバルである。

 

 

14時のロウリュからアップをはじめるつもりだったが人多すぎワロタ警報が出たため入場制限がかかり、ロウリュを受けることができなかった。

 

 

16時

20分ほど水通しを行い、挑む。

400回ほどおかわりを浴び、いい感じにホクホクする。

 

 

おかわり とは
サウナイーグルでは2回のロウリュ後、回数無制限のおかわりタイムと称し、お客さんの望む回数扇いでもらえる。最近は人数が多いため、1、2周目は20回ほどが上限だが人が少なくなると100回もらうことも可。
黒糖はだいたい最上段で100回を4~6回ほど受けて上がることが多い。

 

 

 

 

 

 

20時45分、真のアップを開始する。

 

 

 

 

シングル水通しだ。

 

今回のロウリュチャレンジは2部制で、21時と22時の回に分かれている。

すでにシングル水風呂には4名の猛者が腕を組み浸かっていた。

 

 

シングル とは

サウナイーグルに存在する6-7度の水風呂。イベント時には5度になることも。

 

シングル水通し(シングルアップ) とは

サウナイーグルに伝わるロウリュ王決定戦時限定のアップ方法。
6-7度の水風呂に30分~1時間ほど入浴し、体温を下げることによってロウリュ王決定戦時のロウリュダメージを軽減する。
1時間ほど行うと陰茎が中指の第一関節くらい小さくなる。

入浴中は寒すぎて足がしびれるため定期的に動かす必要がある。

その威力は絶大で、開始7分までは暑さによるダメージが無効化され、15分耐久後も寒すぎて震える。
特殊な訓練をしている人間、もしくは根性SSクラスと自負している人間以外危険なのでやめたほうがいい。

そこまでして勝ちたい奴だけ、やるんだ。

 

 

そもそもサウナイーグルにそこまで足を運んでいないため、この4名とは全く面識がない。

が、この時間にシングルに浸かっている時点で完全にこっち側であることがわかる。

なんならこんな小童である俺よりもずっと経験者であることも伝ってくる。

 

 

 

せっかくなので軽く挨拶をし、健闘を祈るグータッチを交わす。

 

 

 

ここから1時間15分に及ぶシングル水通しをはじめる。

 

 

 

相方の戦友と2人で話ながら気を紛らわす。

 

 

 

30分経過、21時の回達成者がやってくる。

達成者は先程の4名中3人。

 

 

 

やはり、シングル水通しが勝つための最低条件なんだと再確認。

 

 

 

健闘を祈ったグータッチ、勝利を祝うグータッチ。

 

 

30分前に会ったばかりの人たちだったが、同じ目的のため駆ける戦友たち。

 

 

 

 

水風呂に入っていたので1秒も見ていないが、きっと辛かったろう。

 

3段目の達成者もいたそうだ。人間やめてるだろう。

 

 

 

 

挨拶を交わすと、新たにシングルアッパーがやってくる。

 

 

 

歳は40手前のように見える、ダンディなイケメンおじさん。

腕には同じ時間帯の参加者の証をつけている。

 

 

 

もちろん話かける。

誰かと話していないと寒すぎて気が狂うから。

 

 

 

ダンディさんもサウナイーグルに通い続けており、なんなら改装前からの古参だった。

 

 

 

「昔はシングルアップなんてしなくても達成できたのになぁ...」

 

 

 

 

遠い目をして昨今の異常なレベルアップを嘆いていた。

 

きくところによると9連敗中だそうだ。

 

 

 

 

シングルアップをできる時点で強いことは間違えないのに、それでもたどり着けない。

 

それがロウリュ王。

 

 

 

 

改めて自分が挑む敵の大きさを痛感した。

 

 

 

たっぷり時間はあるので、メンタルセットのためにもロウリュ王決定戦に向けた対策をダンディさんと確認する。

 

 

 

 

 

どこの位置がいいか、どんな姿勢か、タオルの位置は...。

 

 

 

 

 

ふと、笑いそうになった。

 

 

 

 

「俺らのやってること、サウナの邪道っすよね」

 

 

 

 

昨今はやっているサウナは、サウナと水風呂の交代浴を行うことで自律神経がととのう、身体と空気の境界線が溶けて一体化する気持ちよさを求めているもの。

 

 

 

今、俺たちが向かう場所はそれと遠くかけ離れた存在。

確かに交代浴であるが、温度が極端だし順番逆だし。

 

 

 

 

 

 

 

自虐的にぼやく俺にダンディさんがふと微笑んだ。

 

 

 

 

 

「確かに邪道だなぁ。これはサウナじゃない、そういう競技だ。」

 

 

 

同意。そういう競技だ。

これを競技と呼ばずして何という。

説明しがたい、誰にも理解されない、だが圧倒的難易度を誇る驚異の競技。

 

 

 

 

 

続いてダンディさんが語る。

 

 

 

 

 

 

「前日の食事や睡眠、体調管理も重要になってくるんだよ」

 

「そして、これを達成しても誰にも理解されない。それでも君は、こんなことまでして勝ちたいか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

即答する。

 

 

 

 

「勝ちたいです」

 

 

 

 

 

 

咄嗟にでた。

なぜだかわからない。

本当に苦しいだけの戦い。

 

 

自転車レースのように、心拍や筋肉を鍛えられるならまだいい。

熱さ耐性って、鍛えることは難しい気がする。

 

 

熱さ耐性ではない、正確にいうと痛み耐性だ。

 

 

ロウリュ王決定戦では皮膚が焼けて痛む。

毛穴1つ1つに針を刺されるような、そんな痛みが全身を走る。

 

 

 

 

 

 

ほんとはこんなことをやめて、普通にサウナを楽しみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女とTHE SAUNAとか岩盤浴に行きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一緒にヘラヘラ笑って「ととのった!」てオロポかチルする奴飲みたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロウリュ王とかもういい、普通に痛いし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもさ、満足できなくなってんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この本当の痛みを乗り越えた先にある刹那の栄光が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝った瞬間の甘美な栄光を知っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レースと同じだ、そこまで念入りに準備をして、勝てるかどうかも定かじゃない中腐らず同じ道を歩み続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂人のみがたどり着ける境地。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見たいんだ、たどり着いたその位置から見える景色を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1時間15分経過、アナウンスがかかる。

 

 

 

 

 

 

氷、2つスタンバイ。

タオル、2枚スタンバイ。

 

 

 

 

 

 

 

 

やろうぜ、ロウリュ王決定戦。

やろうぜ、サウナイーグル。

 

 

 

 

入り口には最大の敵 マイスター横山氏が構える。

 

 

 

 

 

 

「黒糖さん、よろしくお願いします」

 

 

「負けないっす」

 

 

 

ここからは戦場、いつも仲良くしてくださるマイスターの皆様も敵だ。

 

いつも鍛えていただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

今日は負けない。

 

 

 

 

 

 

さて、ロウリュ王決定戦では位置取りが非常に重要になってくる。

しかし、いい位置を取るには水通しを早めに切り上げなくてはいけなく、その分冷たさの鎧をそがれることになる。

 

 

 

 

位置を取るか、水通しを取るかは永遠の議題であるが、俺個人としては最下段程度ならば位置取りのほうが重要になってくると考える。

 

 

 

 

 

 

 

1時間15分の水風呂中、ずっと脳内でシミュレーションしていた。

位置は..................ここだ。

 

 

 

 

 

 

ここがベストポジションだ。

 

 

 

 

 

ベスポジにつく。これは研究に研究を重ねた場所だから言えない。

達成者は全員わかっていると思うのでわざわざ言う必要はないだろう。

 

 

 

 

 

横を見る。

戦友もいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱわかってんな~、結局"ここ"が一番だよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開幕の狼煙(ロウリュ)が上がる。柑橘系かミント系か、匂いを忘れるくらいには集中していた。

 

 

 

 

 

1~10分

 

開始直後は毎度おなじみマイスターの口上がはじまる。

 

 

 

「ほんとに熱いですよね~、もうでていいですよ~!」

 

 

「みなさん対策してますね、でも無意味ですよ!!!!」

 

 

 

 

開始3分くらいでバケツ1杯分のアロマ水が消える。

 

 

 

 

水かけすぎて石が濡れてて音がでない。

 

 

 

 

 

 

もちろん温度は異常なほどにあがっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中、震える男がここに1人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待て、寒すぎワロタw」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒糖いろう、6度の水風呂による加護を存分にうけ震え続ける。

隣の戦友もずっと歯をガタガタ言わせている。

 

 

 

熱波を浴びながら震える人間はシングルアップを済ませた人間か、ひみつ道具のあべこべクリームを塗った人間だけである。

 

 

 

 

 

 

7分が経過する頃、気づけば半分ほどに減っていた。

 

 

 

 

 

 

隣には若い3人組がいた。

どうやらはじめてのようで、ずっと「痛い...痛い...」と震えている。

 

 

シングルアップをしていても7分くらい経つとタオルで隠れていない部分が痛む。

 

 

 

俺も辛いし隣の若者sも辛そうなので1つ提案をする。

 

 

 

 

 

 

「くっつきませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

初対面で、タオルで顔が隠れている知らない人にいきなりくっつこうと提案されたらどうする?

普通は断ると思う。

 

 

だが、若者sのみなさんは快くくっついてくれた。

 

 

 

 

肩と肩をくっつけ、密度を高める。

 

こうすることでお互い痛みを麻痺させる効果がある。

 

また、熱波を受ける面積が小さくなるためダメージも軽減される。

 

 

 

 

 

 

これを作戦名:塊魂と名付ける。

 

 

 

 

 

 

 

塊魂をすることで10分まで痛みをこらえながら乗り越えることができた。

 

 

 

しかし本番はここからだ。

 

 

 

 

 

ロウリュ王決定戦は10分すぎてからが本番。

ここまでは「案外余裕じゃね?w」とぶっこいている人間が一気に蹴散らされる。

 

 

 

 

 

通称:セレクションが開始される。

 

 

 

 

 

 

10~15分

セレクションが開始される。

 

 

 

「はい、いまから1名ずつ10回ほど扇がせていただきます!!!!」

 

ここぞとばかりに無防備になっている背中を何度も扇ぎはじめる。

 

 

 

 

この10回が相当痛い。

10分経過している時点でシングルアップの衣は剥がれ落ちて痛みをもろに食らう。

タオルは2枚までしか持ち込めないため、背中全部を隠すことはできない。

 

 

 

 

 

今回、頭を隠さずに背中、スネという熱に弱い部分を隠す作戦に徹しているものの、関係なくダメージが入る。

 

 

 

 

 

 

このセレクションで大きく人が減る。

 

 

 

3名の若者s、最後の1名が「もう無理!!!」と出ていった。

気づけば5人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「残り時間3分で~~~す!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こっからが長い。ひたすら耐える。耐えるが痛い、当たり前だ。ここは日本一熱いロウリュ サウナイーグルだ。

 

 

 

隣をみると、いつもおかわり500回はもらっている戦友が見たことない顔で苦しんでいた。

 

 

 

 

戦友は俺と同じくロードバイクで24時間耐久ライドをするくらい根性がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼が、目を細め鬼のような形相で虚空を睨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ、俺より強い人間でも辛いんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思うと、もういい気がしてきた。

 

 

 

 

頑張ったじゃん、12分耐えたじゃん。

今辞めたって誰も咎めない。

なんなら達成しても、なにもない。

このチャレンジ、なんできたんだったっけ。

なんで俺はサウナをはじめたんだったっけ。

ととのうのが気持ちよかったから?

 

 

 

 

 

 

 

 

シングルアップの際に話したことがふと頭によぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は、こんなことをしてまで勝ちたいか?」

 

 

 

 

誰にも理解されない。

 

 

 

 

 

ただでさえサウナ自体苦しいイメージがあるのに、今俺はこの国で一番キツいサウナをしている。

 

 

 

 

 

これを達成したこと、喜々してサウナ友達に語っても「お前おかしいよ」と一蹴される。

 

 

 

 

 

 

 

もちろん職場の人にも、父ちゃん母ちゃんにも、高校時代大好きだった声優にも隣のクラスの気になるあの娘にも、誰にも理解されない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理解るのはここで勝ち抜いて、そこから見えるパノラマを見た人間だけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はパノラマがみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝利した人間にのみ見える絶景が見たい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勝ちたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い出したよ。これはロウリュとの戦いでもマイスターとの戦いでも、隣の戦友との戦いでもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺vs俺のタイマンバトルなんだよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺に負けるな、俺。

負けるんじゃねえぞ俺。

俺に勝てるのは俺だけだ。

 

 

 

 

過去2回、自分の弱さに負けた。

 

 

 

 

 

仕事が忙しいから、まだ新社会人で不安定だから、こんなチャレンジやったって楽しいサウナではないから、こんな高い金払って苦しみに行く意味ないだろw

 

 

 

 

 

勝てないだけなのに、意味がないと強がっていた。

俺は誰よりも勝ちたいだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

ふと床に目をやる。

先程塊魂をしていた若者sの1人が落としていったタオルがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レギュレーションには「タオルは2枚まで持ち込み可能」と書いてあるが、「他の参加者が落としたタオルを使ってはいけない」とは書いてないよなぁ!!??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴方の屍を乗り越えて、俺は勝つ。

 

 

 

 

 

 

戦友と密着しまくる。

 

 

 

 

 

もうすでに痛すぎて塊魂も意味がなく、正直なところ屍タオルも糠に釘状態。

 

 

でもいいんだ、これはメンタルスポーツ。

 

 

たとえその行動に効果がなくても、効果があると信じ込むことでプラシーボ効果を発動する、それがロウリュ王決定戦において必要な能力だ。

 

 

またしても水風呂で話したことを思い出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これは競技だよ、もう。サウナなんてもんじゃない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

競技。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最高の競技だよ、ロウリュ王決定戦。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本で唯一愛知県知立市宝町塩掻58という狭いコミュニティーのみで行われる最高最恐の競技だよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「残り1分~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

より強くなる扇ぎ、今にも抜け出したい。

 

 

 

ずっと手元のガーミンとにらめっこする。

 

 

1秒1秒が長い、自転車のトレーニングと似た感覚。

 

 

 

 

 

戦友に語りかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今まで俺と戦ってくれてありがとう。絶対離すんじゃねえぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯を食いしばる。

 

考え事をする余裕なんてないほどに苦しい。

 

シングルアップの鎧も、みみっちいプライドも、学歴も生まれも育ちも両親との関係も職場との関係も全部削ぎ落ちるほどの熱さ。

 

 

 

 

 

 

 

5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終了です!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しゃぁぁぁら!!!!!」

 

 

 

 

 

 

自然と声が出た。

 

 

 

 

 

 

なんか感情がぐちゃぐちゃで、何を考えていたか覚えていない。

気づいたらシングル水風呂に浸かって浮かんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま、サウナイーグル」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

甘美な栄光、勝者のみがみえるパノラマ。

 

 

少しだけ見えた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

総括

めちゃくちゃ苦しかった。

ほんとにこんなのやるもんじゃないと思う。

それでもやるのは勝ちたいから。

 

持論だが熱さ耐性は身に着けられないと思う。

ある程度の慣れはあれど、結局最後は根性が物を言う。

勝利への近道は根性を鍛えること、そのためには常に自分がハードと思う選択をとることだと思います。

 

シングル水風呂1時間なんて、はじめてここにきた8ヶ月前は考えもしなかった。

でも、まずはやってみる。それで案外やれるじゃん!となり、楽しくなっていく。

なんだかんだロウリュ王決定戦の中で一番楽しいのは水風呂ではじめてお会いする方々と話すことだったりする。

 

 

 

目的を同じくする変態にしかわからない世界観を共有できると、なんとも言い難い気持ちよさがあるんだ。

 

 

 

 

 

今回のロウリュ王決定戦で定期的に通うのはやめようと思っていた。

 

理由は途中でも記述した通り、普通にサウナを楽しめるようになりたいからだ。

 

サウナに足を運ぶたびにロウリュ王決定戦を意識して入るのは疲れてしまう。

 

一旦は離れてみて、またやりたくなったらやる。それくらいでいいのかなと思う。

 

ただ、終わったあとに達成者のみなさんと話していると良からぬことが頭によぎる。

 

 

 

「また、この達成後のふわふわした気持ちよさを味わいたい」と。

 

 

 

 

 

でも、それも一旦休止。

今はゆっくりサウナを楽しみたいと思います。

 

 

一番の目標は彼女(いないです。)を作り、THE SAUNAにいって一緒にととのうこと。

もうそういうサウナを楽しみたい。

 

 

 

新たにロウリュ王を目指される皆さん、すでにロウリュ王になってより高い段数で達成を目指される皆さん、応援しております。

 

 

 

 

 

 

 

皆さんの良き挑戦を祈っております。

 

 

 

 

 

 

画像

 

 

 

 

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景品でいただいたサウナマット、店に忘れてきてワロタ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(シングル水風呂1時間は特殊な訓練をしていない場合、怪我や体調不良につながるのでご自分の体調と相談して行ってください。くれぐれも無理をしないように!!)

 

スーパーカブを手に入れた。貧困社会人だから。

アニメの影響ではありません。

 

アニメ「スーパーカブ」をみて「へぇ、こんなのあるんだ」と思いましたが、アニメの影響ではありません。

 

本来、ヤマハのビーノのデザインが可愛く、これが欲しいと思ったもののアニメ「スーパーカブ」内で「超高燃費で頑丈」と知ったからカブを選んだわけではありません。

 

 

が、5月29日、スーパーカブを手に入れました。

 

目次

 

 

動機

動機は2つあります。

1つ目は通勤・娯楽施設へのアクセスの利便化です。

もともと原チャ(原付バイク)があれば便利そうだな、というキモチが根本に有りました。

 

この歳になり、それなりに自転車に乗ってきて思うのは「自転車、練習ならともかく移動としてはだるすぎる」ということ。

 

通勤も最初の1週間はロードバイクで行っていましたが、初日からパンクして上司に迷惑をかけてしまいました。

 

原チャがあれば通勤も楽になり、現在遊ぶ主な拠点である名古屋・栄や大曽根などにも足を運びやすく、友人が住んでいる多治見や実家の各務原までも電車でいくよりずっと安く、早く帰れるため必要経費と考えました。

 

特に多治見には結構通うんですよね。

今住んでいる土地から多治見までいくとなると、距離では25km程度ですが電車では片道1000円かかってしまいます。

 

また、よく通うサウナイーグル(愛知県知立市)へのアクセス向上も目的です。

こちらも距離でいうと片道40kmくらいですが電車だと2時間かかり、なおかつ1300円ほどします。高すぎる。

 

原チャがあるだけでこういうところへのアクセスがよくなる

 

 

2つ目は自転車旅に近い旅を行いたいということ。

最近、自転車旅をすることがなくなりました。

常に競技におけるパフォーマンスの維持・向上ばかりを気にしてしまうようになってしまったんですよね。

 

目標レースに向けて調子を向上させるために2ヶ月前から調整、パワーの工場のためにパワーメーター(専用機器)とにらめっこ、などおおよそ自転車旅とは程遠い楽しみ方しかできてません。

 

原チャは自転車と速度域も近く、余裕もって景色を眺めることも多いため自転車をはじめたあの頃のように自分が何度も通った場所にいって景色を楽しむ、ということができるのではないかと考えました。

 

忘れていた高校時代の旅チャリダーのキモチを思い起こしたかったんです。

 

パワーメーターにとらわれない旅にでたかった。

 

 

そして候補に上がっていたのがビーノ/ヤマハスーパーカブ/ホンダ

デザインにおいてはビーノが圧勝、めちゃくちゃかわいいし高校時代の愛読書『ソラニン』にも出てきそうな雰囲気が大好きです。

 

一方でスーパーカブは無骨なデザイン。それでいて圧倒的な燃費のよさ、頑丈さというランニングコストが光っていました。

 

悩んでいたところ、近所のショップで「長く乗るなら絶対にカブがいい」というアドバイスをいただき、購入を決意。

 

 

走り出し17万円を2年ローンで購入。

 

 

これが人生初ローン。

会社の「お金が貯まる人・そうでない人」という新入社員研修では「ローンを組む人はお金が貯まりづらいです」ということを学んだ直後であったが、構わず購入。

必要経費ですから!

 

納車・プチロング走行

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こちらが近所のバイクショップで手に入れた原付。

 

ホンダ スーパーカブ50CC 2015年モデル

 

 

スマホ内に写真が残っておらず、また諸事情でここ2ヶ月のツイートを全消したので写真がLINE内にしかありませんでした。

また、そのLINEでも保存期間が終了しているため粗々画質になっております。

 

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購入時点での走行距離が1433kmとほぼ新品であることに加え純正のボックス(約8000円)も付属しているため即決購入。

 

唯一気に入らない点はカラー(自分は群青カラーがよかった)ですが、状態のよさとその割の値段の安さが魅力的。

 

 

では、実際に2つの動機に対して実際に感じたことを書いていこうと思います。

 

1つ目の通勤・娯楽施設へのアクセス向上は間違えなく達成されました。

仕事にいく際も自転車と時間は変わらないし、ガソリンはめちゃくちゃ安い。

サウナへのアクセスも向上し、仕事終わりに大好きな 各務原温泉 恵みの湯 にも行くことができました。

 

sauna-ikitai.com

 

サウナ施設の中で1、2を争うくらい大好きな施設。

ここにいくまでに片道2時間 1300円かかるのは発狂ものでしたが原付を手に入れたことによって片道1時間 約120円でいけるようになりました。

 

帰り、心霊スポットに迷い込むなどのアクシデントもありましたが、それでもこれだけ時間とお金が浮いたのはいいなって思います。

 

 

2つ目の動機:自転車旅に近い旅がしたい

 

 

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納車の翌日には知人と100kmのツーリングを行いました。

いつも自転車のチーム練でいく矢作ダムを周遊して帰ってくるだけ、というもの。

 

率直な感想ですが、まぁまぁ退屈でめっちゃ眠くなる。

 

自転車は走ること自体が目的なので、正直目的地がどこであってもある程度楽しく充実度が高いのですが、原チャリはどこかに行って、何かをすることをしないと楽しくないな、というのが個人的な感想です。

 

もちろん走るだけで楽しい方も一定の数いると思いますが、自分はその例からは外れているのだな、と思いました。

 

こうして改めて感じる自転車旅の充実度コスパの良さ

自転車と原チャ、同じ100kmを走るとしても自転車は走るだけで楽しく、目的地でのグルメも超美味しく一石二鳥ですが、原チャは右手をひねるだけで進むがゆえに目的地のグルメ以外楽しむポイントがそこまでないんだなぁ、と。

 

もちろんこれが超見慣れた矢作ダムでなく、知らない土地であったとしたら話は別かもしれませんが、それでも自転車旅のほうが充実度は高いと思います。

 

ただ、遠くの地にいってサウナに入って泊まって帰宅、みたいな旅においては原チャのほうが優れているように感じました。

 

こと入浴目的の旅において、自転車は最悪です(個人的な感想)

風呂に入った後に自転車に乗りたくない、サウナに入った次の日に自転車に乗りたくない(サウナ、結構疲れるので)。

 

そういう旅との相性はよいので、47都道府県サウナ制覇においては近隣県踏破に役立つのではないか、と目論んでいます。

 

rem1eye.hateblo.jp

 

カブの燃費について

納車して約1ヶ月、すでに800kmほど走りました。

通勤もありますが、それ以外にも友人の家やサウナに足を運んでいます。

 

その際に何度かデータを取り、自分の利用しているスーパーカブはリッター何キロか調べました。

 

結論から述べると、リッター62kmでした。

 

求めた手順、ソースを明示します。

 

www.motorclub.jp

こちらのサイト内で紹介されている方法をもとに計算いたしました。

 

トリップメーターの距離(km)÷給油量(L)=1リットル当たりの燃費

 

こちらの式に当てはめます。

 

 

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こちらが本日(2021年6月21日)の給油。

 

いつもメーターが赤に触れきった際に給油を行うのですが、この時点でもまだ1L残っているので3.36L給油

 

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前回の満タン給油からの走行距離が209km(1977km→2186km)(自分のTwitterメモ垢より引用)

 

209(km)/3.36(L)=62.202381(km)

 

つまりリッター62kmってコト!?(本当ですか?????)

 

速度の加減速でいろいろと変わってくるので一概には言えませんが、なかなかすごい。

これが500円でほぼ満タンになるということを考えると笑えてきますね、超経済的。

 

仮に200km先の静岡まで行くとしても満タンの状態からでもまだ余ってるということになりますからね、凄まじい。

 

 

事故と保険について

ちなみに、先日事故を起こしました。

 

雨の中の運転で、いつも以上に滑りやすいということを念頭に入れておらずマンホールで滑り、身体が投げ出されました。

ぶっ飛び、膝と肘、頭を強打しました。

 

 

膝と肘の痛みは収まりましたが以前頭は若干痛みというかボーッとした感じがあります。

 

以前よりもうまく言葉が思い出せないこともあるので、これがもう少し続くようでしたら病院へ行こうと思います。

 

もちろんスーパーカブもぶっ飛びましたが、こちらがブレーキレバーが曲がるだけで済みました。

結構派手にころんだにもかかわらず、この程度の損傷で済んでるのはあまりに頑丈すぎる。

カブの頑丈さはここで証明されました。

 

それはそうとして、ここで強く伝えたいのは「保険に入っておけ」ということ。

特に旅目的での購入ならなおのこと。

 

自分は来月の頭に旅するし、その時から契約したほうが得だな~と加入を先延ばしにしていました。

 

保険に入っていれば保険料で病院にも行けたのに、と激しく後悔しています。

 

雨の原チャリ、思っている以上に滑るし事故ったときに保険がないと苦しむのは自分なので月1000km以上走る方なら必須だなぁと思いました。

自分も怪我後ですが加入いたしました。

 

 

 

結局スーパーカブでよかった?

特に当初悩んでいたビーノではなくスーパーカブを購入してよかったと思います。

 

理由は高燃費、頑丈に加えてギアチェンジの楽しさもあります。

 

普通の原付はギアチェンジはなく、信号で止まっていたら軽いギアに、そこから巡航速度が上がると自然と適正なギアにもっていってくれます。

 

一方カブは自分でギア選択を行います。

走りながらガチャガチャギア変速するのは本物のバイクに乗っているみたいで少し楽しいです。

 

(信号のときに巡航していたときのギアにしていると走りだしが超絶遅く後方車に迷惑をかけますが。。。)

 

1ヶ月ほどしか乗っていませんが、カブで良かったなと思います。

 

 

まだ200kmレベルの旅は行っていないので、そちらも行って自転車旅との違いや、原チャ旅のよさをどんどん見つけて発信できればいいな、というのが直近の目標ですね!

 

 

どこへ行ったら、何になったら満たされるか

黒糖です。

 

皆さんは満たされてますか?

 

僕は満たされていません。

 

 

では、どこへ行ったら、何になったら満たされると思いますか?

 

 

 

僕は「何者」かになれたら、満たされると思います。

 

rem1eye.hateblo.jp

前回のブログで、学生は何者にでもなれる存在であることを書いたかと思います。

 

学生とはイーブイのような存在で、何もしなくても「まだなにかになれる」という可能性に価値があるため、社会的身分が確保されます。

 

だから学生時代はとにかく満たされていました。

 

しかし、高校にしろ大学にしろ分岐点がきて、そこで嫌でも進化を強制されます。

20年そこそこ、あるいはもっと若くして、自分のことすらわからないのに企業分析をさせられ、偽りの自分で進化先を決めます。

 

 

ここで、一旦ハリボテの「何者」になります。

社会人という身分を持ちます。

 

 

人によってはイーブイからブースターに、ブラッキーに、環境にあわせてグレイシアになる人もいます。

その中でイーブイのまま過ごす人も決して多くはありませんが、一定数います。

 

正直どれが正解かはレベルアップした先でしかわかりません。

なので、選んだ進化先で自分の伸びやすい個性に対して努力値振りが大切であると考えます。

 

 

例えばブースターに進化したら、攻撃力が高いという得意分野があります。

攻撃力をあげ、なおかつフレアドライブを覚えればウィンディやエンテイには勝てなくても存在価値が認められます。

 

 

ただ、この理論値みたいな、何者かであるブースターになったら満足できるのでしょうか。

 

まだフレアドライブすら覚えておらず、努力値すら振り終えていないブースターである僕が「満足」の境地を語るのはおこがましいと存じておりますが、それでもきっと言えるでしょう。

 

 

 

多分どこにいっても何になっても満足できない、と。

 

 

 

ただし「人と比べている限り」という条件付きです。

 

 

人と比べている限り、必ずどこにいっても何になっても満足できないんだろうなぁ、と常々感じます。

 

自分は自転車のロードレースを趣味で行っているのでコチラを例にして話します。

自分が目標としているレースがあり、そこに向けて1ヶ月半の間死にものぐるいで練習しました。

死にものぐるいはかなり誇張していますが、文章に緊迫感を持たせるためにこの表現をさせていただきます。

 

その結果、なんとか優勝をかすめ取ることができました。

が、結局満たされたのはゴールラインを1番でくぐり抜け、でかい声を出した瞬間だけでレース後はどちらかといえば虚無に近い感情でした。

 

一応、一番下のカテゴリーでもチャンピオンになったわけですが堂々と胸を張れなかったです。 

 

 

それは周りの人間の強さを知っているから。

 

 

結局、自分は運がよく勝てたんやろなぁ、くらいの気持ちでしかなく満たされることありませんでした。

実際にその次の練習会ではボコボコにされ自分の弱さを痛感しオメオメしていたことを覚えています。

 

 

こんな感じで、人と比べる限り幸せにはなれないし、何になっても満足できないんだろうなぁ。

 

 

 

でも、人と比べます。

 

 

 

やっぱ、何者かになりたいから。

 

 

人間だれしも「自分は非凡で人とは違う」という感情を大なり小なり抱えています。

それの表れは学校のカーストであったり、インターネット上であったり職場であったり様々ですが、この気持ちを持っていない人間は一人たりともいないと思います。

 

 

 

しかし、年々現実を知り「何者でもない」ことを痛感します。

今これを読んでる中にいるクソガキたちも「いや、そうは言うてもw」と抜かすかもしれませんが、そのうちのほとんどが何者でもありません。

 

 

かといって何者でもないことを認めるのもしんどいです。

 

 

何者でもないことを認めるのがしんどいなら、僅かな可能性にかけて何者かになることが一番の現実逃避だと思います。

 

ギリギリまで粘り、何者かであることを証明するために駆け回る人生はおそらく「満足」できると考えます。

 

 

ただ、これは非常にリスクが高いです。

もがき駆け回った結果、何者でもない場合もあるので。

 

自分が絶賛それで、大学4年のうち2年半くらい怪我してしまい、今は完治したにもかかわらず次は腰のヘルニアを抱えることになってしまいました。(ウケる)

 

 

花形のような企業に就くことはできず、結果自分は何者でもないことが明らかになり、頼みの綱である自転車も怪我をしてしまった。

 

 

それでもまだ、何者かになった先の景色がみたくて諦めずリハビリを続け競技復帰を目論んでいます。

 

 

何者かになったら、きっと自転車で強くなり高いところから見下ろしたら満たされる。という淡い欲を醸し出して。

 

 

つまり、僕が追いかける「何者」は実態があるかどうかわからない存在であり、それになることができたら報われると強く思い込む存在であり、もはや偶像崇拝に近いものなのだと思いました。

 

 

何者という偶像を追いかけること自体に満たされているのかもしれません。

 

 

それでもきっと追いかけ続け、いつか崖っぷちに立つときに後悔するかもしれません。

それでも、それがわかっていても今なお走り続けもがき続け探し続けることをやめないでしょう。

 

 

これを読んでいる中にいる何者でもない皆さんも、一緒にもがき続けましょう。

何者かである証明をして、満足した先にあるなにかを目指して。

気づいたらブログ開設から約4年経ってた

黒糖です。

 

気づいたらブログ開設から4年経過しようとしています。

 

 

rem1eye.hateblo.jp

2017年の6月12日がはじまりだったようです。

 

もともと自転車のブログをFC2で書いていたのですが、怪我に際して自転車のことをほとんど書かなくなったので新たにはてなブログにて雑記ブログを設立したのがきっかけでした。

 

umican0315.blog.fc2.com

 

こちらのFC2ブログは2年間、そしてはてなブログは4年間。

気づいたらこっちでの活動のほうが長くなっていました。

 

はてなブログはFC2に比べレイアウトの自由性がないと言われますが、自分は文章を書くことが好きで、その目的であればはてなブログのほうがあっているなぁ、という感じです。

 

 

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4年間の総PVは2万ちょっと。思ったより多かった。

 

記事の総数は60記事(2021年5月25日現在)

これも思ったより多いという印象。

 

実はあげていないだけでボツになった下書きや書きかけで筆が止まっている記事も60記事ほどある。一度筆を止めてしまったら、そこから加筆することは難しい。そのパターンで書き遂げたことは過去に一度もないです。

 

このブログは本当に目的がなく、自分があとで読み返したくなる内容を残せたらいいな、くらいの気持ちで更新してきました。

はじめた時期も大学1年の春ということで4年後読み返して「この時こんな事考えてたなぁ」みたいに振り返ることができたらいいな、なんて思いながら更新を続けてきました。

 

なので、4年という区切りは結構大きいんですよね。

 

大学生活も、その前の高校生活も生活には常にブログがありました。

 

書いてまとめて、それを読んでもらう。

感想をもらう、PV数を目で見る。

この一連の流れが大好きでした。

 

 

これからも引き続きブログを更新していきたいですが、何も目標がないと今まで通り気まぐれの更新になりそうです。

ので、今後のブログの方針を少しまとめたいと思います。

 

メインコンテンツは

・サウナに関する話

自転車競技に関する話

 

にしたいと思います。

 

自転車競技は、現在腰を痛めてしまっているので乗れない日々が続きますが、それでもやめるつもりは毛頭ないので復帰してまたブログにしたいと思います。

サウナに関しては、学生時代に比べ頻度は明らかに減ってしまいましたが、それでもコンスタントに通っているので、引き続き通った施設やサウナで感じたことをまとめたいです。

 

有名な施設もよいですが、サウナイキタイ(サウナ専門サイト)でもあまり語られていない施設の情報を発信していけたらいいな、という気持ちはあります。

 

などど展望を語るもののどうなるかわかりませんね、今後も気張らず続けていきます。

 

はてなで4年、その前のFC2を合わせると6年も続けているブログ、もはや趣味と言えるでしょう。

 

この大切な趣味をひっそりと続け、10年を目指したいと思います。

その間に固定読者がついていたら嬉しいな、という展望もあります。

 

 

最後になりますが、ここ最近このブログで多く読まれた記事を紹介します。

 

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Googleからこのブログに訪問してくださる方の割合は50%。

 

 

思っている以上にねんどろいどのアクセスが多くて驚きました。

また、20分くらいで書き上げたウラガンキンの記事が2番目なのは本当によくわからんなぁ、という感じです。

 

アジカンや生まれ育った環境の話は4年前からアクセスが多い看板記事です。

 

振り返ると本当に自転車もサウナもアクセスなさすぎるし自転車とサウナの記事は書かなくていいんじゃないかなぁ、という感じがしてきました。

 

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次にTwitter、こちらは28%です。

 

アニソンDJを引退した日に投稿した記事は67%と圧倒的なPV数。

本当に様々な方にお世話になって、大学生活の思い出の半分はDJイベントで過ごしたことだと胸を張って言えます。

 

個人的には超気合入れて書いたウマ娘の記事が全く伸びなかったのが残念でした。

メタぽいし伸びそうな気がするのに。

 

 

という感じで、趣味のブログにお付き合いくださると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いいたします。

【ウマ娘】スペシャルウィークの固有二つ名取得 備忘録

黒糖です。

 

この度はウマ娘 プリティーダービーにおけるスペシャルウィークの固有二つ名取得までの道のりと意識した点などをまとめます。

 

検索をかけてもなかなかヒットしなかったため書きました。

あとに続く同胞 スペシャルウィーク担当トレーナーの皆さんの助けになればと思います。

 

 

 

ちなみに、今回の目的は二つ名の獲得であり、勝てるスペシャルウィークの育成ではありません。

 

 

 

二つ名の取得条件

日本の総大将 
日本ダービーを1番人気かつ5バ身差以上で勝利し、天皇賞(春)天皇賞(秋)ジャパンCを勝利する 

 

正直、結構厳しい条件だと思います。

 

現在、育成が確立されリリース当初に比べURAファイナル決勝を制することは容易となり、育成ウマ娘の中でも難しいとされるスペシャルウィークでも成功確率は80%を超えます。

 

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しかし、この二つ名獲得まで2ヶ月、回数にして103回かかりました。

 

 

自分が成功した際の編成とスキル構成

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まず、前提として先行育成を行います。

おそらく二つ名を取ろうとしている方はご存知かと思いますが、このゲームは前々で展開するほど勝率が高くなります。

 

差しより先行のほうが前であるため、先行で育成します。

 

また、サポートの構成からまた取れるように基本的にスピード、スタミナ、パワーの3つの柱を基本とし育てていきます。

 

スピード>スタミナ≧パワー

 

このイメージで行きます。

 

 

サポートカードは以下になります。

採用理由とあわせて紹介いたします。

 

スーパークリーク

言わずもがなマエストロ要因。天皇賞春で勝つために必要。

また、鍵となる良バ場もヒントで獲得できるため超重要。

できればフレンドで完凸をレンタルするとヒント発生率も高く良いが、自分はスピード重視で自前クリーク容易。

 

バクシンオー

距離でいったらスペシャルウィークとは正反対だが、レーニング性能がかなり良いので採用。

バクシンがくれるスキルは何一つスペには役立たないので、手札にある1凸ニシノ、無凸テイオー、3凸キングヘイローと悩んだがバクシンオーが一番善戦していた。

 

マヤノトップガン

集中力要因。中長距離に集中力が必要かどうか、かなり諸説はありますがスタートがよくて悪いことはないという経験論に基づく採用。

得意率も35で悪くないという判断。

 

ヒシアマゾン

先行のコツ狙いで採用。コツ系のスキルは視野が広がり位置取りでミスることが少なくなる印象なのでかなり強力です。

2凸なので得意率も42でかなりの頻度で友情トレーニングができます。

 

エルコンドルパサー

自分の手持ちで使えるパワー系がヒシアマ、ブルボン、エル、ヤエノムテキの4枚。

 

ブルボンは3凸だがスキルがあまりに逃げ特化すぎるため不採用。

 

ヤエノムテキとエルを比べた際、エルはヒントで取得できるスキルに先行直線、中距離直線、晴れの日、根幹距離といつ発動しても強いスキルが多いため採用

 

キタサンブラック(フレンド)

強い。

 

 

以上が採用理由となります。

 

因子については☆9とは程遠く、自前ではスピード因子6、レンタルがスピード6パワー3という内容になります。

 

因子はよければよいほどよいですが、必ず自前で9用意しないといけないわけではなさそうです。

 

最大の難関 クラシック期の日本ダービー

獲得条件の4レース中、最難関は日本ダービーです。

ここを制することができるかどうかが大きく、ここを抑えれば目標達成70%といっても過言ではありません。

 

あくまで自分が何度も繰り返す中で重要だと感じたこと2つ。

 

スピードを450以上用意し、スタミナも400は超えておくこと

 

賢さに関わらず発動するスキルは必ず1つ用意しておくこと

 

 

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こちらが達成時のステータスになります。

 

これに加えてスキルが

・集中力

良バ場

・末脚

・中距離直線

 

良バ場や春ウマ娘など、賢さに関わらず必ず発動するスキルは必須であると考えます。

 

末脚や中距離直線は確実に発動するわけではありませんが、末脚がゴール前で発動してくれたおかげで最後ぶっちぎれましたし、あれば助かるかもしれません。

集中力も同じくたまたま発動してくれたおかげで良い位置取りができました。

 

要は運が良かった、という感じです。

 

 

そして対戦相手のウマ娘にも警戒が必要です。

史実同様、最大のライバルはセイウンスカイになります。

 

 

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こちらが自分が勝利した時のウマたちです。

 

セイウンスカイは5着、調子が悪かったようです。

 

 

これこそが勝てた理由です。

 

セイウンスカイは逃げであるため、彼女に勝つことはできても5馬身差をつけて勝利することはかなり難しいです。

 

逃げデバフスキルを積んで挑んだこともありましたが、その分スピードのリソースを奪われ差しのキングヘイローに負けることになります。

 

かといってスピード全振りで日本ダービー時点でB(650)までもっていったこともありましたが、スタミナが足らず惨敗に終わることが何度もありました。

 

また、スピード極振りは勝ち抜けてもその次に控える菊花賞(3000m)でほぼ確実に負けてしまうためおすすめできません。

エストロがあればまだしも、確実ではないのでスピードスタミナCC育成がいいかと思います。

 

 

あとはセイウンスカイが絶不調であることを祈りましょう。

 

 

第2の関門 天皇賞

 

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これ、超きついです。

 

日本ダービーを5馬身差つけて勝ててもここで躓くということが往々にしてありました。

 

しかし、天皇賞春はクラシック期の日本ダービーと比べ比較的スキルも充実してきているのでそこまで震える必要はないと思います。

 

自分がとった対策は

・東京レース○をつける

・根幹距離をつける

 

やはり賢さに左右されない確定発動スキルはかなり強いです。

 

勝てるスペを育てるわけではない、スペに日本の総大将になってもらうための育成です。

徹底的にメタを張り勝ちにいきましょう。

 

ちなみにこの際に必要なステータスは

 

スピード700

スタミナ500

 

これに加えマエストロがあれば問題ないと思われます。

 

ここでマエストロが引けなければかなりしょっぱいです。

逆にマエストロさえひければ大丈夫です。

自分は天皇賞 春の前に2週連続で練習失敗していますが、どうにかなってます。

 

要は運です。

 

 

ジャパンカップ終了時の目安ステータス

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天皇賞秋から2週後に控えるジャパンカップ勝利時のステータスがこちらです。

 

これに加えスキルが

日本ダービー時のもの+全身全霊

・秋ウマ娘

・マエストロ

 

ほとんど変化なしです。

 

ウマ娘天皇賞 秋→ジャパンカップと二つ名獲得のために必要な2レースで生きてくるのでほぼ必須スキルであると考えます。

 

全身全霊は、発動すれば強いですが発動しないこともあり、タイミングもゴール直前だと死スキルになります。

 

何度も言いますが、結局運なのでいかに運の要素を削ることができるかが重要なので徹底的にメタスキルをつけましょう。

 

ちなみに、自分は最後の直線で全身全霊が発動しごぼう抜きでぶっちぎりました。

 

運です。

 

 

結局、運

 

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この1ページじゃ収まらないほどにスペシャルウィークを育ててきました。

 

そしてたどり着いた1つの結論、結局は運であるということ。

 

 

日本ダービーまでに良バ場を引いて、なおかつセイウンスカイが不調であること。

 

 

天皇賞 春までにマエストロを引くこと。

 

 

全身全霊が最後の直線で発動すること。

 

 

他にも様々な運が絡んできます。

 

 

 

 

そう、運です。

 

 

ただ、その運をへらすべく確定発動のスキルを揃えることはできます。

運が悪いというのは、できる手をすべて尽くしてから嘆きましょう。

 

 

持ち手を最大限に活かすべく何度も試行錯誤して、あなただけの日本の総大将を育成してみてください。